カヤ浮き作りは難しい!

こんばんは、めんだこです。

 

浮きを自作するようになってから何年もたちますが未だに「カヤ浮き」だけは作ったことがありませんでした。

釣具店に行ってウキの材料を物色していたとき、たまたま目に入った「カヤ素材」

試しに作ってみるかと買ったはいいのですがこれが思った以上に大変でした。

 

カヤの加工

今回買ったのは「特選 本かや素材」

サイズは細(4.8~5.2mm)と中細(5.3~5.7mm)を選びました。

 

どういうふうに加工していけばいいのか全く分からないので、ここからの作業はYouTubeの動画等を参考に進めていきました。

まずはカヤを適当な長さに切断。

そして両端5cmほどをカッターで4つ割りにします。

 

4つ割りにしたら今度は絞りを作るために先細に削ってゆくのですがこれが非常に手間取りました。

カンタンにできるだろうと思っていたのですが大間違いで何度やってもうまいこと削れません。

苦戦しながらもなんとか削り終え、ウキの足となる2mm径のグラスソリッドを差し込んで瞬間接着剤で固定しました。が・・・。

 

この有様です。

削り過ぎたのか絞り部分が隙間だらけに。

やり直すのも面倒になのでこのまま作業続行。

しかしあまりにも見栄えが悪いので補強糸を多めに巻いて誤魔化すことにします。

 

なんとなく、それっぽくなったのではないでしょうか?(じっくり見るとやはり悲惨な出来ですが。)

この調子でトップ部分の制作にかかります。

トップは1.2mmのカーボンソリッドを使いました。

同径のグラスソリッドに比べるとカーボンは硬く、シャッキっとした張りがあるのでわたしは長めのトップなどでよく使います。

 

最近は遠投することも多いので見やすさ重視で丸シモリを3つ、トップには夜釣りすることも考えケミホタル装着可能な蛍光ホルダーを付けました。

今回のウキトップの配色は焼津港で釣りをしていた時、常連の方のイエローの丸シモリを付けたウキがとても見やすかったので真似させて頂きました。

 

エポキシ接着剤でウキの仕上げ塗り

いつもの発泡やバルサ素材のウキなら水性ニスで仕上げるところですが、カヤの表面はツルツルとしていてどうも塗料がのりにくそうです。

他の方が良く使っているのがカシュー塗料など合成うるし。

しかし油性塗料は薄め液等で有機溶剤を使用するため、どうしても匂いが気になってきます。

なにかいい方法はないかと考え、今回は「エポキシ接着剤で仕上げ塗装」をすることにしました。

エポキシ接着剤での上塗りは以前にも試したことがあり、なかなかの耐久性がありました。

匂いは多少あるものの、有機溶剤程ではないので周囲にも迷惑をかけることはありません。

使ったのはホームセンターでよく見かける、「コニシEセット」です。

 

自己流ですが以下、塗り方を書いておきます。

まず2つの液を同量ずつ出してよく混ぜます。

これはきっちりと計量する必要は無く、大体の目分量で大丈夫です。

よく混ぜないとあとで効果不良を起こす場合があるので混合はしっかりと。

混ぜ終えたらウキに塗っていくわけですが、通常の塗料に比べて粘度が高いため筆を使っての作業はできません。

そこでグラスソリッドやカーボンの端材など細い棒を使い、なでつけるようにして塗っていきます。

【2018年6月15日追記】
エポキシ接着剤を塗るとき細い棒を使っていましたが、直接指で塗ったほうが早く、きれいに仕上げることが出来ました。

 

塗り終えたら硬化するまで放置。

硬化前の接着剤はうっすら黄色をしていますが硬化後はわりと透明に近い色になります。

塗膜は厚めに仕上がるので、わたしは2度塗りして完成としました。

もし粘度が高く塗りにくい場合はドライヤーで軽く暖めると粘度が小さくなるので作業しやすいかと思います。

ただしあまり長い時間暖め過ぎるとエポキシ硬化反応が促進されて、今度は逆に固まってきてしまうので注意が必要です。

さてこのエポキシ接着剤、種類によって硬化反応が始まる時間が違い5分硬化型、30分~などあります。

塗装剤として使う場合は短時間で硬化が始まるものは避けたほうが無難です

以前10分硬化型の接着剤を使ったのですが早く仕上がる反面、耐久性が低く数回使用で剥がれてきてしまったことがあります。

時間に余裕があれば長めの硬化時間のものを選んだほうがいいでしょう。(ちなみにEセットは90分硬化型です。)

 

ウキ完成!

削りに苦労しましたが作業開始から4日ほどかけて完成させることができました。

 

右は今回作った60cm、左はやや長く63cm。

トップの長さはともに20cmです。

左のウキのほうは一足早く完成したのものでGW中に実際に使用し、小さいながらもチヌを釣ることができました。

長いボディのおかげで安定性はすこぶるよく、今まで作ってきたウキの中でも一番の性能かも知れません。

とりあえず使えそうなウキにはなったものの、削りについてはお粗末すぎて自分の技量の無さを痛感しました。

もっと勉強して、きれいな絞りが出せるようになりたいです。

それではまた。

今日は読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

2 Comments

  1. 使いやすそうなウキになりましたね〜
    この形状は軽いし、空気抵抗が少なくてよく飛ぶらしいですね。
    玉ウキも視認性が良さげです。

    今日、上州屋でカヤを目にしましたが、加工が面倒そうでスルーしたとこでした(笑)
    先にやっておられましたか!さすが、チャレンジャー精神旺盛ですね!

    ちなみに、ソリッドの足はどれくらいカヤの中に入れればいいもんですか?
    下から上まで通せば強くはなりそうですけど、そこまで必要ないですか?

  2. 梅の父さん、おはようございます。

    全長60cmと長い割には投入時のダンゴへの付きもよく、着水点もあまりずれないので作ってよかったです。

    一番驚いたのがやはり安定性と、あとは潮の流れにも強いような気もしてます。
    ソリッドの足は5~6cmほどカヤの中に埋め込み瞬間接着剤で固めました。
    よくカヤ浮きを作る釣り仲間にも聞いたのですが、上から下までソリッドを貫通させる必要はないそうです。
    足部分と同様に、トップのカーボンも少し埋め込んであるだけです。
    まだ数回使っただけなのでカヤの耐久性がどの程度あるのか分かりませんが今のところ折れそうな気配はないですね。

    >今日、上州屋でカヤを目にしましたが、加工が面倒そうでスルーしたとこでした(笑)

    わたしも同じでした(笑)
    どうやって作るんだ、これ?と。
    ネットで加工の仕方をいろいろと見ましたが、どうしてもうまく絞りができませんでした。
    何度もやればそのうちコツを掴むことができるかもですが・・・。
    道のりは遠そうです(泣)

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