2019年2月9・11日 紀州釣り釣行記 静岡県焼津新港 

こんばんは、めんだこです。

 

連休中の2月9・11日、静岡県焼津新港へ紀州釣りに行ってきました。

先週の釣行時に撮影した水中映像でチヌやイシダイ、そして多くのフグがいることが分かったので釣行初日の2月9日はフグ対策に力を入れて臨みました。

 

関連記事:2019年2月2日 紀州釣り釣行記 静岡県 焼津新港 魚はいるのですが。。。

 

2/9(土) 午前3時46分 焼津新港着

到着後、さっそくダンゴの準備に取り掛かりました。

今回フグ対策として付けエサにアケミ貝を用意。

 

本当はもう少し小さなものが欲しかったのですが大きな貝しか売っていませんでした。

それとエサのアケミ貝にあわせて集魚剤にはマルキュー・アケミパワーを使いました。

 

 

 

本日のフィールド状況

天候:曇り時々雨
気温:最高10.8℃ 最低6.7℃
潮汐:中潮 満潮8:25 干潮14:52

 

ダンゴレシピ(カップ杯数)

・ヌカ:10
・砂:4
・アケミパワー:半袋
・チヌグルメ:1
・サナギ粉(細挽き):1
・アミエビ:1ブロック
・押ムギ:1

 

持参した付けエサ

:マルキューマダイスペシャル
:生オキアミ
:バナメイえび
:アケミ貝

 

ダンゴの準備ができたところで近くの岸壁へ何かエサに使えそうな貝でもいないか探しに出かけました。

岸壁に張り付いているのはほとんどがカキでしたがその中に小さいながらもジンガサを発見!

使う分だけ確保して釣り開始です。

 

 

午前4時39分、釣り開始

作戦としては、

・夜明けまではフグの活動も大人しいと予想されるのでオキアミ・バナメイえびを付けエサにダンゴブッコミ。

・明るくなってからはフグの猛攻に備えてエサをアケミのマル貝もしくは半貝に変更。その他貝エサ中心に攻める。

・ダンゴ割れの後、エサが動くとフグを惹きつけそうなのでダンゴブッコミは継続。

 

間違いない、これで確実に釣れるはず。

あわよくばイシダイも・・・。

 

しかし現実は厳しかったです。

 

ダンゴの投点は15m程度。

まず暗いうちは何の反応もなくエサは丸残り。

まあ真冬ですし、こんなもんでしょう。

明るくなってからはアケミ貝の殻を剥かずに、そのまま針付けしましたがいつまでたってもアタリはありません。

ダンゴを放り込むとボラらしきアタックがあるので周囲に魚はいるようですがマル貝はお気に召さないようです。

ならば片方の貝殻を取って半貝で。

フグにやられるかな?と思いましたがこれもアタリなく、齧られもしませんでした。

では殻をすべて取り去り、むき身ではどうか。

これはさすがにダメでした。

コツコツとアタリは出ますが全てフグに盗られてしまいます。

午前中いっぱい、ひたすら貝をエサにダンゴブッコミをしましたが結果はフグすら掛けることが出来ず釣果ゼロ。

この状況に耐えきれず、午後からは通常の紀州釣りに戻しましたがまともなアタリは無く、

釣れたのはキタマクラ一匹

 

丸々肥えたアカメフグのみ。

 

何しに来たのかよく分からないまま午後17時前、この日は納竿しました。

 

2/11(日) 午前6時前 再び港へ

2日後の2月11日に再度、焼津新港へ。

とりあえず釣りに来ては見たものの、考えに考え抜いたアケミブッコミ作戦が不発に終わってからは良い考えが思い浮かびませんでした。

なのでこの日は自分の得意としている釣り方を試してみることにしました。

その釣り方、わたしは勝手に斜め釣法と呼んでます。

要はウキとダンゴの着水点を離した、仕掛けを意図的に斜めにする釣法です。

 

関連記事:わたしの紀州釣り

 

既に実践しておられる方もいるでしょうし珍しい釣り方ではないと思いますがわたしの周りではこの釣り方をしている方をあまり見たことがありません。

ただこの釣法、わたしのホームの用宗港では実績があるのですが焼津新港ではあまりパッとしない感じなので、焼津で釣りするときはダンゴの着水点近くにウキを飛ばす通常の釣り方をしています。

斜め釣法は焼津では本当に通用しないのか、見極めるためにもこの釣り方で一日通してみます。

 

午前6時27分、釣り開始

とはいえ朝イチはウキが見えにくいのでダンゴブッコミから。

横風が強いため穂先が揺れてアタリが分かりずらいですが何と2投目で大きく竿先が曲がりました。

慌ててあわせると乗りましたが、この引きはタイではありません。

長い魚でしょう。

 

やっぱりボラでした。

とはいえわずか2投で魚が釣れるとは、活性がいいのでしょうか。

 

ハトの足に釣り糸

明るくなってからは紀州釣りに替えて黙々とダンゴを打ち続けました。

ふと脇をみるとハトが寄ってきています。

ただ歩き方が何かおかしい。

足元をよく見ると絡みついた釣り糸によって両足が繋がれた状態でした。

可哀想なので何とかしたいと思い、ダンゴに混ぜるために持っていた押ムギでハトをタモ網近くに誘導。

ムギを食べるのに夢中になっている隙に捕まえることが出来ました。

 

幸いにも糸はまだ足に食い込んでおらず割と簡単に取り除くことが出来ました。

自由になったハトは元気よく飛んで行ったので大丈夫そう、良かった良かった。

 

焼津に限らずどこの釣り場でも糸が絡みついていたり、足が無くなってしまった鳥を見かけることがあります。

何気なく捨てた釣り糸が鳥にとっては命に関わる危険となりえます。

どうかゴミとして持ち帰ってください。

 

バナメイえびで本命

ハトの足の釣り糸を取り除いて釣り再開。

風も少し弱くなり波立っていた海面も穏やかになってきました。

アタリも見やすくなってきて、ダンゴアタリが出ているのがハッキリと分かります。

ただダンゴが割られるとエサは速攻で盗られてしまいます。

オキアミでは歯が立たないので練り餌、バナメイで攻めますが練り餌は何の反応も無し。

バナメイは大きく付けているせいかフグにハリスまで齧られてしまいザラザラになってしまいます。

どうしたものかと悩んでいると地元のフカセ師の方に「バナメイを大きく付けるのではなく、針がギリギリ隠れるくらいで小さく付けてみたらどうか」とアドバイスを受けました。

それとこの時期は本命のアタリは小さいそうなので、ダンゴ割れの後のアタリはたとえ小さくても積極的にアワセたほうがいいとのこと。

なるほど、さっそく実践してみると結果はすぐに出ました。

ダンゴ割れの後、いつもだったら絶対に合わせないようなチョンというアタリをあわせるとのりました!

ボラでないことを祈りつつ慎重にやり取り。

あがってきたのは本命のチヌでした。

携帯の充電切れのため写真が撮れませんでしたがサイズは43cm。

バナメイえびは大きく針付けすることばかり考えていたので、逆に小さくするのは盲点でした。

アドバイスが無ければ釣れてなかった魚だと思います。

本当にありがとうございました

 

とりあえず一枚釣ることが出来たのでその後も斜め釣法を続行。

小アタリもガンガン掛けに行きます。

掛かるのはほとんどがフグですが、

 

昼近くになってもう一枚、バナメイえびで36cmのチヌを追加できました。

 

何かはみ出てますね。

卵?

もうノッコミに入ったのでしょうか?

 

午後になると風も完全に収まり非常に釣りやすくはなりましたがアタリも無くなってきました。

 

夕方17時前にボラが一本掛かりましたが魚の反応も悪いので17時半過ぎに納竿しました。

最終釣果はチヌ×2。

 

 

あとがき

初日は全くの空回りでしたが2回目の釣行では本命の顔を拝むことができ楽しい釣りができました。

なにより自分の得意な釣り方が焼津でも通用することが分かったのは大収穫でした。

ちなみにこの日、堤防全体で6枚のチヌがあがっていたので魚の活性も高かったのでしょう。

今後は本格的にノッコミに入ると思われるので型の良い魚が釣れることと思います。

それではまた。

今日はお読みいただき本当にありがとうございました。

 

6 Comments

  1. またまた、連チャンですね〜お疲れ様です。
    ナイス釣果です!
    冬なのに賑やかでしたね。

    私も「餌を小さくつける」は、冬場はやりますね。というか、ほぼソレです。
    針も1か2号です。
    目立たないんでダメかなとも思えるのですが、なぜか釣れます。
    一飲みで食ってくれるからでしょうかね?

    鳩は可哀想ですよね。助けられたから良かったものの。。
    めんだこさん、これもナイスでした!

    1. 梅の父さんこんばんは。
      早速のコメント、ありがとうございます!
      いろいろと考えた作戦は空回りでしたが、得意の釣りで釣れたので報われました。
      しかしフカセの方のアドバイスが無ければどうなっていたか・・・ボラとフグで終了だったかもです。

      小さくエサ付けは冬場に有効ですか。
      どうも最近は食いが浅いようでバラシが多い気がするので小さめのエサを一発で食わせるほうが良さそうですね。

      他にも釣り糸が絡まったハトや小鳥がいるので何とかしてあげたいのですが捕まえることが出来ず口惜しい思いをしました。
      自分に出来ることは少ないですが、せめて落ちている仕掛け等は拾うようにしています。

  2. こんばんは、お久しぶりです。

    本命2枚ゲットおめでとうございます。
    毎週焼津港での本命ゲットすごいですね。
    私もそろそろ焼津港の連敗を止めたいです。

    昨日私も一ヶ月ぶりの団子釣りに清水港に行って来ました。
    なんとか45cmの本命をゲット出来ましたが1日を通して餌さとりはボラのみで
    団子当たりはあるのですが団子が割れると無反応でほぼ毎回餌さが残る状態でした。

    今週か再来週に焼津港にリベンジに行こうと思っていますので
    お会い出来たらよろしくお願いします。

    1. ややさんこんばんは。
      ご無沙汰しております。

      今回は何とか釣れましたがその前に4連敗ほどしているので・・・。
      ややさんの実力でしたらすぐに本命が釣れるのではないかと思います。

      清水で45cm、流石ですね!
      おめでとうございます。
      この時期は一枚でも良型があがれば充分ではないでしょうか!
      それにしても清水はフグ、湧いてないのですか?
      焼津は相変わらずフグだらけでダンゴが割れると瞬殺です。
      何とかならんかといろいろ考えたのですが無理そうなのでもう諦めました。
      今週は日曜日に焼津に出撃しようかと予定しています。
      お会いできましたらこちらこそよろしくお願いします。

  3. めんだこさん、こんばんは。
    厳寒期に入っても紀州釣りでの良型チヌの釣果、おめでとうございます。
    上手くいけばチヌも石鯛も釣りあげるかもでしたが、この時期のアケミ貝はマル貝で
    使えそうな殻の柔らかい小型が手に入り難いのですね。
    (紀州釣りで集魚して、短竿のマル貝ブッコミで石鯛も狙うのかなと思っていました)
    須磨は紀州釣りで餌盗りの当たりも無くなる時期で、短竿のチョイ投げ釣りでカレイを
    狙いながらの紀州釣りを試してみましたが、カレイは超小型しか釣れてくれません。
    但し今年はダンゴが握れない状態の低温にはなっていなくて、自作杓での投げの感覚を
    擦り込むのと、ウイングスパン羽ウキの調整の名目で惰性の紀州釣りを続けています。
    追い風をうまく掴むと、ダンゴを50m近くの超遠投に投げ込めるようになりましたが、
    遠投したら釣れるという訳でもないので、投点のブレを減らす練習を兼ねています。

    1. 評論家さんこんばんは。
      なんとか本命を釣ることが出来ました。
      ありがとうございました。

      近所の釣具店ではアケミ貝が品切れで、少し離れたところまで買い出しに行ったのですがあいにく大粒の貝しか置いておらず仕方なく使いました。
      殻も固く、マル貝・半貝は反応が悪かったのですが殻の柔らかい小粒だったらまた違った展開になったのかもと思っております。
      今後も小粒アケミが手に入りそうだったらまた試してみたいです。
      今回は真冬ということもありアケミ貝で結果を出すことが出来ませんでしたがアドバイスを頂けたこと感謝しております。
      ありがとうございました。

      今年は例年に比べ暖かい日が多い気がしますね。(それでも寒いことには変わりませんが)、確かに寒さでダンゴが握れないということはないです。

      追い風でも50mの遠投はスゴイですね!
      わたしはいつも15~20m程度の近距離戦が多いのですが投げ込んでいるうちにいつの間にか投点が遠くのほうにずれてしまう癖があります。
      なので最近はダンゴを投げる前にちゃんと同じポイントを狙うように毎回確認することを心がけています。
      とはいえ急な風の変化(吹いてくる方向、強さなど)に対応することがなかなかできていません。
      毎釣行が修行のようなものかもしれませんね。

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