2019年9月22日 紀州釣り釣行記 静岡県用宗港 マイクロチンタ

こんばんは、めんだこです。

 

2019年9月22日、静岡県用宗港に紀州釣りに行ってきました。

台風17号が西から近づいているとのことでこの日の予報は午後から雨。

こういうとき用宗はうねりの影響で流れが早くなってしまい釣りにならないことが多いのですが・・・。

深夜1時過ぎ、様子を見に用宗港へ向かいました。

 

午前2時過ぎ 用宗港着・準備

着いてみるとうねりは少々あるものの流れはそこまで早くはなく、これなら釣りになりそう。

厳しいようなら焼津に行こうかと思ってましたがこのまま準備を進めます。

 

フィールド状況         

天候:曇りのち雨
気温:最高28.8℃ 最低21.9℃
潮汐:小潮 干潮4:27 満潮12:07

 

ダンゴレシピ(カップ杯数)

・ヌカ:14
・砂:5

・ヒロキュー・生さなぎ黒鯛:2

・アミエビ:1ブロック
・牛乳:500ml

ここしばらくアミエビの代わりにオキアミを入れてきましたがダンゴの割れを調節するのが難しい、正確には早く割れすぎることが多かったので今日はアミエビに戻します。

 

持参した付けエサ

・生オキアミ
・自作のチーズ練り餌

先週9/14の釣行でやっとチーズ練り餌で小チヌを2枚釣ることが出来ました。

他にはチャリコやイシガキダイの稚魚も。

 

夏場にイシダイ稚魚のサンバソウを釣ったことはありますがイシガキダイを釣ったのはこれが初めてです。

今年は変わった魚がたまに釣れますな。

 

午前2時40分 釣り開始

とりあえず明るくなるまではウキ無しのダンゴブッコミでやることにします。

幸い少し離れたところに水銀灯が灯っており、ケミホタルなしでも竿先の動きが分かります。

数投すると穂先がコツコツと。

夜の常連、ゴンズイが掛かりました。

 

 

その30分後、今度は穂先が思いっきり曲がりました。

割といい引きです。

絶対にチヌだと思いましたが釣り上げると魚ではないようです。

一体何だ?

 

まさかの甲殻類、イセエビでした。

サイズはちゃんと測ってませんが25cmくらいでしょうか。

嬉しい釣果には違いありません。

が、ここでキープしたら間違いなく密漁扱いになってしまうでしょう。

一応誤解のないよう言いますがこの場所でイセエビが釣れるとはまったく予想外であり、狙っていたわけでもありません。

本音は持ち帰りたいところですが・・・泣く泣くリリースしました。

その後はとくに珍しいお客も来ず、ひたすらゴンズイを釣り続けて朝を迎えました。

 

午前5時36分 紀州釣りに変更

だいぶ明るくなってきたのでダンゴブッコミから、ウキを付けての紀州釣りに替えました。

明るくなって分かったのですがやはり台風の影響で潮の流れが複雑になっています。

用宗港は風にはわりと強い港ですが、台風や強い低気圧が発生するとかなり離れた距離でもうねりの影響で川のように流れがきつくなることが多いです

その場合、ウキを使った紀州釣りではウキがしもって釣りにくいのでダンゴブッコミに変更するのですが浮力の大きいウキならばどんなものか。

10号サイズの玉ウキを使った試作品を試してみます。

 

まともに使うと浮力が強すぎるのでオモリを足して余浮力1.5号に抑えてあります。

タナはトントンもしくは少し這わせた状態で使用しており、ダンゴが割れていない状態では玉ウキ上部が浮いたり沈んだりを繰り返すような感じにして、割れるとぽっかりと浮くように設定しました。

・・・これ、けっこう良いのでは。

「少し流れが速いかな?」くらいの潮でも棒ウキのように極端にしもることなく水面直下をキープできてます。

あとは魚が食いついたときの動きですが、小さなヒイラギでもちゃんとウキが沈みます。

浮力が強いので心配でしたがしっかりアタリを表現してくれました。

 

さて、試作ウキの出来は良かったのですが釣りのほうは一向に魚が寄ってきません。

おまけに潮があがってくるにつれ潮が複雑になってしまいダンゴごと流されてしまうようになったので午前9時過ぎ、流れが比較的緩い港内側へ釣り座を変更しました。

 

マイクロチンタ

場所移動後も魚は集まらず、釣れるのはひたすらヒイラギだけ。

今日は珍しくフグがおとなしいですが付けエサがオキアミと練り餌だけなのでヒイラギの攻撃に耐えれません。

こういう状況に強いバナメイえびを持ってこなかったのが悔やまれます。

無いものは仕方ありませんので我慢していると、ほんのちょっと引きの強いヒイラギ?

いや、チヌでした。

それも極小サイズです。

 

こちらでは25cmくらいまでの小チヌの事を「チンタ」と呼んでますがこれはさらに小さい・・・。

たぶん今まで釣れたなかで一番小さな魚だと思います。

ヒイラギとほとんど変わらない大きさで計ってみると13cmでした。

いちおう本命には違いないのでスカリに放り込みましたが、スカリの大きさに対してこの魚一枚では寂しいことこの上ないです。

 

2時間後の午前11時、待望の本命追加!

 

最初のとまったく同じサイズですが・・・。

何ですかね、極小以外のタイはいないのでしょうか?

 

午後15時前、やっとサイズアップです。

 

といっても20cmジャスト。

それでも大きな魚を釣ったような気分になるのは何故だろうか?

このころから雲行きがかなり怪しくなり雨も降りだし始めました。

潮の流れも早くなってきましたがさらに粘ります。

結果、

 

だめだこりゃ。

午後17時過ぎ、納竿いたしました。

最終釣果はいちおうチヌ3枚。

 

こうして並べてみるといかに小さな魚かよく分かります。

メジャーが20cmあれば足りてしまうのが悲しい。

 

あとがき

とにかく魚の寄りが悪い一日で、あれほどうるさかったボラやアイゴはどこに行ってしまったのかと不思議でなりません。

フグよりもヒイラギのほうが活性が高かったので、ヒイラギの口に入らないくらい大きめに針付けしたバナメイエビを使えば違った釣果になったかもしれません。

まあこんな日もありますよね。

それではまた。

今日はお読みいただき本当にありがとうございました。

10 Comments

  1. こんにちは^_^まさかイセエビが釣れるとは、びっくりですね。
    焼津港は、私はここのところ落とし込みは不調ですが、カマスはよく釣れています。
    こないだは40cmのジャンボなカマスが釣れましたよ。
    ただ、時合が短くて、勝負は日没後の一瞬です。

    1. sugwiさんこんばんは。
      イセエビは本当に予想外でして、引きもそれなりにあったのであげるまでは絶対にチヌだと思ってました。
      今年は本当に変なものが良く釣れます・・・。

      カマスの記事、読ませていただきました。
      これはスゴイですよ!
      わたしは大きくても30cmくらいしか釣ったことが無いので、その更に上をいく40cmのカマスが存在するとはビックリです。
      釣ってみたいなあ・・・。
      本日9/29、用宗に行きましたが釣り仲間がカマスが一時良く釣れていたと言ってました。
      仕事帰りにでもルアーで狙ってみようかと画策しています。

  2. お疲れ様でした!
    伊勢エビが釣れるんですね。
    三重に、伊勢エビの漁場なので竿を出すのも禁止というところがありますが、禁止区域でなくとも密漁になるのですね!
    私など、釣れたことがないのでセーフでしたね。知らずに持って帰りそうでした。

    ところで新作ウキですが、玉浮きに比較的長い足をつけてらっしゃいます。
    これの狙いは何ですか?
    見たことのない構造だなと思いまして。

    サイズはともかく、数釣りの季節ってことでしょうか。
    お互い、目指せ「つ抜け」で頑張りましょう!

    1. 梅の父さんこんばんは。
      自分もまさかこんなところにイセエビがいるとはビックリでした。
      静岡県沿岸はほとんどの場所に共同漁業権が設定されており伊勢えびも禁漁対象になってました。
      本当は食べてみたいところなんですが・・・仕方ないです。

      新作ウキですが釣行前日に思いつきで作ったものです。
      長めの足先にオモリを多めにつけて表層(水面下10cmくらい)の潮の流れに対抗させようという考えからこんな形になりました。
      実際のところうまく機能しているかどうか微妙ですので短くてもいいかもしれません。

      マイクロサイズのおチビちゃんで構わないのでつ抜けたいですね。
      数釣りの秋、がんばります!

  3. めんだこさん こんばんは。
    ホームグラウンドの用宗港でイセエビが釣れるとは凄いですね。
    釣り上げたときに、ギィーギィーと独特な威嚇音を出していましたか?
    この土日は雨が降らず曇りに留まり、軟質発泡カーボンソリッドの自作棒ウキを
    色々と試すことが出来ました。(釣果はボラのみでチヌボーズでした)
    浮力は25㎜まで、錘は0.3号以下で遠投性と敏感性を確保出来そうです。
    ソリッド長さは30cmの遠投性は良いのですが、50cmのウキは安定性も良く、
    長めに仕上げたほうが良いのかなとも思っています。

  4. 評論家さんこんばんは。
    まさかダンゴで釣れるとは思いもよらずわたしも驚きでした。
    そうそう、おっしゃる通りギーギー音を出してました!
    あれは威嚇音だったのですね。

    土日は神戸も雨は降りませんでしたか。
    こちら静岡も日曜雨の予報でしたが普通に晴れておりました。
    天気予報には本当に騙されます・・・

    確かに短いウキのほうが抵抗が少ないのか遠投するのは楽ですね。
    その分安定性については長いウキのほうが勝るので難しいところです。
    わたしも軟質発泡の試作ウキを試しましたが使い勝手が悪く失敗に終わりました。

    1. めんだこさん こんばんは。
      やっぱり音を出していましたか。暗闇だと何が釣れたか気になる音だと思います。
      ウキがシモるような流れの時ですが、カーボンソリッドの片方にウキ環、片方に
      クリップを付けたものを準備し、中空円柱ウキのΦ50を試すのはどうでしょう。
      これでもウキがシモる場合は、手の施しが無い状態でウキ無しが得策と思います。
      軟質発泡のウキは、紀州釣りでは浮力部分を沈めてしまうと使い辛くなります。
      浮力は軟質発泡Φ20で20㎜~25㎜、錘を0.3号以下でギリギリ自立する位に合わせ、
      足になる部分のカーボンソリッド長さは出来るだけ長めに取るのが良いと思います。
      (この寸法を基本のサイズと考えてください)
      高浮力にするには錘を重くせず、軟質発泡の長さを増して調整すると良いですよ。
      目印も軟質発泡Φ20で40㎜~50㎜にすると遠投でも良く見えるウキに仕上がります。
      (軟質発泡材の吸湿対策で、ミッチャクロンマルチを含む蛍光塗装は必須です)

  5. 評論家さんこんばんは。
    ウキ作りについてのアドバイスありがとうございます。
    クリップ式カーボンソリッドは考え付きませんでした。
    着ける浮力体をいろいろ用意しておけば流れの強さに合わせて使い分けることも出来そうですね。
    低浮力棒ウキはしょっちゅう作っていたので慣れてますが高浮力のウキはあまり作ったことが無いのでなかなか思い通りのものが出来てきません。
    焦らずじっくりと作っていこうかと思います。

  6. こんにちはメンダコさん、ご無沙汰しております。9枚ニヤピンでしたね、惜しかったです!しかしやっぱりすごい、今がいい時期なんでしょうか、 この時期を逃さず筒抜け目指して頑張ってください!
    ドラゴンボールサイズのだんごに笑ってしまいました。7つ集めたらツ抜けが叶ったかもしれません。だんごだけど(笑)

    ところで台風はそちらどうでしょうか、 こちら宮崎では毎週土日がいつものように潰れてしまうのでカヤが発狂しています。幸い今週は天候が回復したのでボート釣りに行ってきました。また11月の釣れたら行けたらいいなと思うのですが、 天候はどうしようもないですね。

    1. そらさんこんばんは。
      お久しぶりです!

      ありがとうございます。
      小さくても狙った魚がつれるとやっぱり嬉しいです。
      毎回釣りにいくときは「今度こそ!」と気合いをいれて臨むのですがなかなか思い通りの展開にはならず悔しい思いをしております。
      そこが釣りの楽しさでもあるのですが・・・。

      いつもはエサをケチってピンポン玉サイズのダンゴしか投げないのですがドラゴンボールダンゴ、7個放り投げたら大きい魚釣れますかね?(笑)

      台風ですが今週末も近づいてきてちょっと釣りができるか微妙です。
      なんか最近は週末になると天気が崩れますね。
      こればっかりは仕方ないですが、天気の良い日に思いっきり釣りを楽しみたいもんです。

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