2022年6月26日 紀州釣り釣行記 静岡県用宗港 外道のほうがサイズが良い件

こんばんは、めんだこです。

 

わたしの住む静岡も梅雨が明けました。

たった13日間という過去最短での梅雨明け。

まだ6月だというのに既にセミの声がちらほら聞こえております。

今年も暑い夏になりそうです。

さて6月26日(日)、いつものように用宗へ紀州釣りへ。

ここ数日で気温も一気に上昇したので、ついでに魚の活性も急上昇していることを祈りつつ、早朝から港に向かいました。

 

6月26日(日)午前4時30分 用宗港着

鳥は早起き。

港に着いて車から降りると、釣り場近くの松林に営巣している鵜(ウ)の鳴き声が聞こえてきます。

ところで皆さんは鵜の鳴き声を聞いたことはあるでしょうか?

ゲロゲロとカエルと間違うような声を出したり、そうかと思えばヒツジやヤギのような、まるで牧場で飼育されていそうな動物を思わせる声を出したり。

とても鳥とは思えない、奇妙な鳴き声を一日中響かせております。

 

話が脱線してしまいました。

釣り場ではすでに仲間の一人、Rさんが釣りを始めています。

ダンゴを投げるドボンドボンという音を聞きながら、わたしも準備に取り掛かります。

 

フィールド状況

天候:晴れ時々曇り
気温:最高31.5℃ 最低22.9℃
潮汐:大潮 干潮10:30 満潮17:13

 

使用した付けエサ

・オキアミ
・マルキュー・活さなぎミンチ激荒
・青虫

普段はまず使わないエサ、青虫

本当はもっと暗いうちに来て、夜明けまで青虫の落とし込みでセイゴ(スズキの若魚)を狙う作戦でしたが寝坊してしまいました。

本来の用途ではないけどせっかくなので団子の付けエサとして使いました。

それと用宗はフグが異常に多いので、対策として激荒ミンチを用意してみました。

こちらは付けエサと、適宜ダンゴに混ぜ込んでの両方で使用。

さてどうなるでしょうか。

 

ダンゴの配合(カップ杯数)

・ヌカ:6
・砂:2.5
・マルキュー・チヌグルメ:1
・鶏のエサ:1
・オキアミ:1.5kg

今までいろんな配合を試してきましたが、本日は完全にひと昔前の配合に戻しました。

わたしにとってこの配合比率がもっとも扱いやすく、ダンゴの割れ具合もちょうど良い感じ。

使いにくいダンゴで一日釣りをするのはストレスばかり溜まるので精神衛生上よくありません。

釣り場や道具もそうですが、慣れた場所・モノで釣りをするのが一番ですね。

 

午前5時過ぎ、釣り開始

しっかしまだ6月というのに、早朝からこの暑さは異常です。

おまけに蚊がぶんぶんしており非常に不快。

虫除けを塗ってはいますが既に何箇所か刺されてしまいました。

釣り開始1時間ほどはアタリも無く、それでいて付けエサだけはしっかり無くなるという、どうしようもない感じ。

釣りの合間にチュンが朝飯をねだりに来るのでパンなどちぎって与えます。

この画像の、頭の上がちょっと白い子が一番慣ついていて、気づくとすぐ近くにいたりします。

すっかり顔を覚えられてしまいました。

 

午前6時30分、本日最初のアタリ。

釣れたのはわたしの釣りには欠かせない、おまじない要員のクサフグ

最初の1匹は爆釣祈願としてリリースはしません。

スカリに入れて海に浮かべてもいいのですが、さすがに中身がクサフグ一匹では恥ずかしいので水汲みバケツに入れておきます。

 

朝からオキアミ一本で頑張ってきましたがフグが多いのでしょう、全然エサが持たずアタリも出ません。

青虫を使えばアタリは出ます。

しかしエサ持ちの良さが災いして、ハリスも一緒に噛まれてしまうため、これまた役に立たず。

残るは激荒ミンチです。

大きめの粒を選んで2、3個針付けしてみました。

こいつはどうかな?

おお、流石サナギです。

一個丸ごとには敵いませんが盗られずに残ることが多くなりました。

これでしばらく粘ってみよう。

 

午前7時を回った頃からダンゴが着底前に割られるようになりました。

まあ、いつもの長細いアイツでしょう。

今日は中層よりもっと下、海底から1m程度のところに群れている様子。

割られないように硬く握ったダンゴを放り込んでいくとアタリが出ました。

やっぱりそうでした。

ウグイも急な暑さで夏バテなのか、まったく引かなかったのでフグかと思っていました。

続けてもう一度アタリ。

お、今度はウグイの引きではないですよ。

釣れたのは本命のチヌでした。

目測ですが用宗アベレージの25cmくらいでしょうか。

小さいとはいえウグイとは風格が違います。

エサは激荒ミンチの粒。

今日はこれが当たりエサかな。

とりあえず一枚釣れたので水汲みバケツ住まいだったフグと一緒にスカリに入ってもらいます。

 

1枚釣れた後はしばらくの間、アタリの無い時間が続きました。

次にアタリがあったのは午前9時半。

前アタリも無くいきなりウキをひったくっていったのでヘダイと思いきや、これまたチヌ。

最初に釣れた魚よりほんの少し小振りです。

この魚も激荒ミンチのサナギに食ってきました。

時間もまだ早いし、この調子で行けば夕方までにもっと数を伸ばせるのでは?

 

まあ世の中そんなにうまい事いくわけがありません。

特にこの用宗では。

今まであまり盗られることが無かったサナギも徐々に盗られ出し、最終的にはオキアミと同様、投げるたびに無くなるようになってしまいました。

アタリも出さないので犯人はフグだとは思いますが・・・。

 

昼近くになると、細かく震えるようなダンゴアタリが出始めました。

なんかこのアタリ方は見覚えがあります。

たぶんトゲだらけの茶色い魚ではないでしょうか。

こういうアタリのときは、ウキが完全に沈んでもなかなか魚が掛かりません。

何度目かの掛け損ねた後、ようやく針掛かりに成功しました。

かなりの引きです。

これがチヌなら相当な大物でしょうが、浮いてきたのはアイゴでした。

けっこうな大きさですよ。

毒針が怖いので計ってませんが40cm近いんじゃないでしょうか。

この後もまだダンゴアタリは続いています。

しばらくしてもう一匹。

こちらも同サイズ。

スレ掛かりだったので余計に引きました。

ああ、これがチヌだったらなあ・・・。

アイゴも調理の仕方によっては美味しい魚と聞いたことがあります。

けど内臓を傷つけてしまうと臭いと言うし、何よりも毒針が嫌なので持ち帰る勇気が出ません。

 

 

午後13時過ぎ、トドメのボラ

これも結構なサイズ。

よく引きました。

ただ、引き過ぎて浮かせるのに手間取り、ポイントが場荒れしたようです。

このボラ以降ダンゴアタリが出ることは無く、時間だけが過ぎていきました。

 

今まで釣りをしてきての経験上、午後15時を境に魚の活性が上がり始めてくることが多いと感じます。

ただこれも毎回、という訳ではないのが悩ましいところ。

この日は午後15時以降にゴールデンタイム(時合)が訪れることはありませんでした。

代わりに出てきてくれたのはこちらのゴンズイ

もうダメです。

これが釣れ始めると望み薄なので早々に撤収しましょう。

最終釣果:チヌ×2

後半は失速してしまいましたがここ何回かの釣行の中では一番楽しかった一日となりました。

釣れてくれたチヌに感謝です。

 

あとがき

やっとアタリも多くなってきて、もう少しで用宗のダンゴもシーズン開幕といったところでしょうか。

最近は用宗でもダンゴを始めたばかりという方を見かけることが多くなりました。

自分でいうのも何ですが、手も汚れるし荷物も多いしで割と小汚い釣りだと思います。

それをあえてやってみようという心意気、素晴らしいですね。

昼間の暑さはかなり堪えますが、アタリも多くなるこれからの時期がもっともダンゴ釣りの面白さを体感できるかと思います。

興味を持たれたら、ぜひ一度ダンゴを投げてみることおススメします。

 

それでは、また。

今日はお読みいただき本当にありがとうございました。

 

おまけ:かめさん日記 その1

先月5月29日、釣りの最中に拾った子亀のその後を不定期ですが報告していきます。

家に持って帰ったその日にマグロの切り落としを手から食べるという、なかなか将来有望な銭亀さん。

あれから一ヶ月ほど経過。

拾ったときは甲長3cmでしたが若干大きくなったような気が・・・しないでもないです。

カメのサイズも小さいので虫かごに麦飯石を入れて飼育しています。

拾って初めの一週間は環境に慣れさせるのと、とにかくエサを食べてもらって体力づくりをしてもらおうという意味で食いつきの良いマグロの切り身を与えていました。

その後は徐々に市販のエサに切り替えていきました。

今はキョーリン・カメブロスの一番小さなサイズを与えています。

このエサはかなり小さなスティックタイプ。

ですがそれでも初めのころは食べにくかった様子でしたのでさらに半分に折って粒状にしてから食べさせていました。

現在は普通に食べることができるようになり、気温が上がったせいか食べる量も日に日に増えてきている感じです。

以前拾ったカメさんは警戒心が相当強く、人前でエサを食べるようになるまで1か月以上掛かりました。

この子は人見知りしないタイプなんでしょうか?

これから先が楽しみであります。 

 

5 Comments

  1. めんだこさん ごきげんよう。
    爆釣祈願のクサフグのご利益で、狙い通りのチヌ2匹、おめでとうございます。
    外道の大判サイズのアイゴは、とんでもなく良く引いたと思います。
    今回の記事は色々な情報満載ですね。
    アイゴを持ち帰る人は刺されると怖いので、釣り場で料理鋏を使い、毒針の棘を
    全部チョキチョキとカットし、危険性を排除しています。
    釣り場に飛んでくるスズメは、個人を結構認識する感じで、こぼれたダンゴ材を
    啄みに来ますが、傍若無人な鳩とは違って、適度な距離感が有って和みます。

    釣り場で紀州釣りの初心者が増えるのは良いことですね。
    私も紀州釣りをしていて、興味のある人から聞かれた時、ダンゴ割れまでのウキの
    動きや、ダンゴが割れた後の状態や当たりを上手く説明しようとしても難しいので、
    紀州釣り用自立棒ウキ「水雲ウキ」の新規品では、独創性を発揮して遊動浮力を
    追加して、紀州釣りの初心者でもダンゴ割れが容易に判別できる構造にしました。
    ダンゴが割れる前は、この遊動浮力部分が可動範囲内で上下し、ダンゴが割れた後は
    遊動浮力部分が浮力部分でリフトアップされて、ダンゴの状態判別が出来ます。
    釣り場で他愛のない雑談中の、ダンゴ割れをどう判別するか?に対して、私なりの
    ウキ自作時の斬新で革新的な構造アイデアを具現化してみたものです。
    ウキのサイズ感はめんだこさんから頂いた助言で、少し長めに仕上げてみました。
    2回サンプル送付しましたが、初回のものは自立棒ウキのバランスが取れていないので
    チューニングシンカーを追加して試してみてください。
    2回目のものは残浮力を下げて、ウキのバランスも取り直しています。
    実釣で試せる機会が有りましたら、宜しくお願いします。
    遠矢ウキでも永易ウキでも無く、「水雲ウキ」の特徴を見出した一例です。

    1. 評論家さんこんばんは。
      送っていただいたウキが今まで見たことが無い構造でしたので「これはどういう意図が込められているのだろう??」と疑問でしたがそういうことでしたか。

      たしかにダンゴ釣りを始めたばかりの方達が悩むのは「ダンゴが割れたのかそうでないのか」と思います。
      慣れるまではその辺の見極めが難しいのでこういった構造のウキがあるのは分かりやすくて良いですね。
      先日の釣行で実際に使わせていただきました。
      残念ながらこの日は極端にアタリが少なく、魚が食いついたときの動きを見ることはできませんでした。
      ただダンゴ着底時になかなか面白い動きをするのでこの構造を応用すれば何か新しいウキも作れそうな気もします。
      また釣行の際に試してみますね。

      1. めんだこさん ごきげんよう。
        早速、試して頂けましたか。
        先入観が無い状態で、ウキの特徴を見極めて頂こうと、全く事前説明無しで
        試作のサンプルを送付しました。
        ダンゴ着底後の遊動浮力部分のユニークな動きについて気付かれましたね。
        潮の流れが無く波も無い時はユニークな動きは捉え難いですが、少し潮の
        流れが有りウキにテンションが掛かっている時に、遊動浮力部分のユニークな
        上下動が見られたかと思います。
        2枚潮等のしもり易い条件では未だ動きを観ていないのですが、この状態では
        どのウキでも、変化を捉えにくくなるかと思っています。

        他の人が公開していた、#紀州釣り – YouTube動画の
        ㉔紀州釣り専用ウキ自作してテストしてみました。
        この動画の1:09~1:13のタイミングで団子アタリと表示されているウキの
        挙動が、ダンゴ当たりでは無くダンゴ割れ時のウキの挙動だと思っていて、
        何回も繰り返して観ていて、フリーで動く浮力をウキに追加すればダンゴの
        状態が、確実に捉えられるのではと思い、紀州釣り用自立棒ウキ「水雲ウキ」の
        新規品で遊動浮力部分を追加して仕上げてみました。
        同じような動画を撮って公開すれば、ダンゴ着底後の状態が簡単に伝えられる
        ので、細かい説明が不要になるのですが、スマホの動画撮影で、ウキにピントを
        合わせて撮るのはちょっと難しく、撮影は相当先になりそうです。

        視認性・遠投性・安定性・敏感性の何れについてもベストな構成に近付けました。
        耐久性についても良い特性が出せていると思います。
        自画自賛ですが、改善点はまだまだ有ると思うので、助言を宜しくお願いします。

  2. めんだこさん、こんばんは。

    チヌ2匹、おめでとうございます。
    付けエサの選択がハマりましたね。
    さすがです。
    賑やかな釣行記で、
    めんだこさんの筆がノっているのがよくわかります。

    そして、カメさん日記!早速ありがとうございます。
    綺麗な環境で元気いっぱい。
    マグロはもちろんのこと、小さなエサを更に割ってあげるあたり、
    めんだこさんの愛を感じます。

    小亀の表情を眺めていると、やっぱり和みますね。
    命の恩人めんだこさんには、安心しきっているのでは?

    また是非、カメさん達の暮らしぶりや成長の様子を教えてください。

    1. きもぱんさんこんばんは。
      ありがとうございます!

      最近は寄ってきた魚がだんごをつついたときに出る、いわゆる「ダンゴアタリ」が少ない日が多いです。
      紀州釣りの一番の魅力は何といってもダンゴアタリ。
      これが出ることで「お、魚が寄ってきたな。そろそろ食うかな。」という期待感が持てるので、これがないと楽しさも半減してしまいます。

      この日は珍しくダンゴアタリが多く、本命のチヌも飛び出てくれたので一日ダレることなく楽しめました。
      もう少したてばもっと豪快なダンゴアタリも出てくれるのではと楽しみにしています。

      このブログ、日記とはいっても釣りの話題ばかりになりがちで、カメさんの日常などを紹介というのは頭にありませんでした。
      きもぱんさんのアドバイスを受けて書いてみましたがこういうのも良いですね!
      日記ですので色々好きなことなど自由に書くのを忘れていた気がします。
      貴重なご意見、有難うございました!

      こうして3匹も飼っていると人間と同じようにカメさんにも個性があるのがよく分かりました。
      銭亀も懐いてくれるか、ちゃんとエサを食べてくれるか心配でしたがそんな心配は全く要らなかったようです。
      これからもカメさん含め色々発信していければと思います。
      元気に育ってくれる

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