ウキ作りに使う軽量粘土を比較してみました【2017/10/25追記あり】

【2017年10月25日:追記】
こんばんは めんだこです。

今日はウキ作りに使う軽量樹脂粘土の比較検証をしてみたいと思います。

最近は新しくウキを作る場合、おゆまると粘土を使ってウキを作ることが多くなりました。

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この軽量粘土、安いものは100均やホームセンター、文具店などで売っていますが果たしてちゃんと使い物になるのか?

今回用意したのは4種類の軽量粘土。

 

左上 ダイソー ふわっと軽いねんど
左下 セリア かる~いかみねんど
右下 セリア やわらかくてかる~い! カラーかみねんど
右上 ホームセンターで購入 デビカ・ふわふわかる~ん

こちらはわたしがいつも使っている「パジコ かるいかみねんど かるがる」

パジコ 軽量樹脂紙粘土 かるがる

非常に使い勝手が良く気に入っております。
近所のホームセンターで200円くらいで買いました。

この「パジコ・かるがる」と4種類の粘土を比較して違いを見ていきます。

 

触感・型詰め時の扱いやすさ

おゆまるで作ったウキの型に4種類の粘土を詰めて成型し、それぞれの特徴を調べました。

 

ダイソー ふわっと軽いねんど

まずはダイソーの粘土です。
白が品切れだったので色の薄いピンクを買ってきました。

 

さわった感じは指にもつかずサラッとしていていい感じです。
これは期待が持てそう、と思いましたが・・・。

 

おゆまるで作ったウキの型に粘土を詰めて成型し、中身を取り出そうとしたところ、型にベタベタと貼り付いてうまくはがれませんでした。

これでは・・・使い物になりません。

型を合わせたまま乾燥するまで放置するか?
もしくは型に油などを塗ってはがれやすくする等すればいけるかもしれません。

しかし型を合わせたままですと乾燥させるまでに恐ろしく時間がかかりそう。

また油を使う方法ですが、このあと塗装をすることを考えると塗料が弾きやすくなる油分はなるべくつけたくはありません。

現時点ではダイソー粘土はウキ作りには向いていないようです。

触感はよかっただけに残念な結果でした。

【2017年10月25日:追記】
一度はムリと判断したダイソー粘土ですが、やり方次第で使えそうです。

詳細を記事最後に追記しました。

 

セリア かる~いかみねんど

二番手はセリアの「かる~いかみねんど」

 

この粘土は以前一度だけ使ったことがあります。

ただ商品の外装に穴でも開いていたのか、すでに中身が乾燥しかけて硬くなっていたのでうまく成型できませんでした。

今回買ったものは中身は大丈夫でした。

触感はやや水分多めなのかしっとりとした感じ。
しかしべた付くようなこともなく、型詰めもやりやすかったです。

 

成型後すぐに型を外しましたが、貼り付くこともなくキレイにとれました。
これはいけるかもしれません。

 

セリア やわらかくてかる~い! カラーかみねんど

続いては同じくセリアで購入した、「カラーかみねんど」です。

 

パッケージに「重さは今までの1/5です」とありますが、今回買ってきた4種類のうち、なぜか一番重量感がありました。

触感は少しべたつく感じで指先に粘土がくっついてきます。
先ほどの「かる~いかみねんど」よりも水分量は多そう。

型にも入れにくくちょっと扱いにくいです。

 

成型後も型から外せないことはないのですが、形が崩れてしまいそうだったので半分だけ取ってある程度乾燥させてから完全に外すことにしました。

 

デビカ・ふわふわかる~ん

この粘土、定価350円ですが近所のホームセンターで190円で売ってました。(同じく近所の文具店では定価通りでした。)

 

このホームセンターでは以前「パジコ・かるがる」を売っていたのですが今回は見当たらず。

かわりにこのデビカの粘土が置いてありました。
販売価格も似たようなものなので商品入れ替えたのかも知れません。

・・・ということはパジコ粘土は手持ち在庫が尽きた時点で終了?
ネット通販で買うのもバカらしいので、今回の4種類の粘土から代替品を探す必要性が出てきました。

マジメに検証しなければ・・・。

触感はセリアの「かる~いかみねんど」とほぼ同じですが、デビカのほうがやや弾力があるような気がします。

型にも詰めやすくいいですね。
手にもくっつかないので扱いやすいと思います。

この粘土も成型後はすぐ方から外すことができました。

 

乾燥後の収縮具合、強度など

次に各粘土で作ったウキのボディを乾燥させて違いをみていきます。
ダイソーは成型時点で型からうまく外せなかったので除外しました。

 

乾燥後の状態

 

画像左から
デビカ・ふわふわかる~ん
セリア・かる~いかみねんど
セリア・カラーかみねんど

デビカとセリア・かる~いかみねんどについては乾燥後の収縮によるサイズ減少はほとんどないようです。

問題なのはセリア・カラーかみねんど。

この粘土は収縮率が高く乾燥後はシワシワのサツマイモ状態になってしまいました。

 

貼り合わせた箇所も収縮によってはがれてしまったようです。
これはいただけません。

 

強度について

デビカとセリア・かる~いかみねんどを指で押すと、若干ですがセリアのほうが柔らかい感じがしました。

ただし気になるほどの差ではないため実用的には問題ないと思います。

上の画像はカッターで切った断面です。
左から
パジコ・かるがる
デビカ・ふわふわかる~ん
セリア・かる~いかみねんど

デビカ、セリアに加えてパジコの粘土も切ってみました。

こうしてみるとほとんど違いは分かりません。
セリアの粘土だけはやはり柔らかいのか、軽く切ることができました。

硬さだけで言えば
パジコ>デビカ>セリアという感じです。

 

まとめ

以上の検証から、ウキ作りに使える軽量粘土は

セリア・かる~いかみねんど
デビカ・ふわふわかる~ん

この2つがいいと思います。

個人的には今まで使っていたパジコと使用感、乾燥後の硬さが同じようなデビカの粘土が気に入りました。

 

おまけ

ウキ作りにはちょっと厳しそうなダイソーの粘土でしたがこんなものを作ってみました。

 

イルカの型は、ダイソーでおゆまるを買ったときについてきたものです。
やはり生乾き状態だとべたついてしまったので、完全に乾かしてから型から外しました。

強度的には、かなり柔らかいです。
やはりウキには不向きのようです。

 

読んでいただきありがとうございました。

 

【2017年10月25日:追記】

ダイソーの粘土で作ったイルカ、作って2日程は柔らかかったのですが、その後時間経過とともにだんだん硬くなっていきました。

比較のために「セリア・かる~いかみねんど」と「デビカ・ふわふわかる~ん」でも同様のイルカを作りましたが、驚いたことにデビカ以上に硬くなっているようです。

最終的には硬い順にダイソー>デビカ>セリアという結果になりました。

 

完全乾燥していたと思ったのですが、判断が甘かったのかも知れません。

ついでにウキの型にも再度、ダイソー粘土を詰めてみました。
すぐに外すと崩れてしまうのはすでに分かっているので型を貼り合わせた状態で2日間放置。

充分時間をおいたおかげでしょうか。
崩れることもなく型を外すことができました。

 

現在はまだ乾燥中ですが時間さえかければダイソー粘土でもウキを作ることは可能なようです。

こういうものはじっくりと時間をかけて検証しなければいけませんね。
大変申し訳ありませんでした。


2 Comments

  1. 貴重な情報、ありがとうございます。
    私が既に買った「カラーかみねんど」は適してないようなので、別のものを調達してみます。

    ターゲットは、自作のヘラウキ風の寝ウキです。
    細くて少々長いので、不安ありますけど。
    一番のお気に入りで、コピーができたら心強いのです。

  2. 梅の父さん、こんばんは。
    軽量粘土なら何でもいけるのかな?と思ってましたがどうも違うようです。
    今回試した中では「デビカ・ふわふわかる~ん」と「セリア・かる~いかみねんど」が良さげでした。

    特にデビカは現在メインで使っている「パジコ・かるがる」と使い心地や乾燥後の状態が同じような感じでしたので今後はこれを使ってウキを作ってみます。

    ヘラ浮き風ですとちょっと大変そうですが、できないことなないと思います。
    うまくいくといいですね。

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