コマセを安く仕上げたい ~キャットフードとコイのエサを試してみました【2022年5月16日 追記】

こんばんは、めんだこです。

 

ウキフカセやダンゴ釣りなどコマセを使って魚を寄せ集める釣りにおいて、竿やリール以外で一番コストが掛かるのはコマセかと思われます。

コマセ用途で売られている集魚剤は確かに扱いやすく、その効果も間違いはありません。

全て市販のものでコマセを作りゴージャスに釣りをする・・・わたしもそんなセレブな釣りをしてみたいものですが、寂しい懐事情がそれを許してはくれません。

4月からは釣り具、エサ共に値上げが始まるとのことです。

市販の集魚剤に代わる、安くて効果充分のものはないか?

そこで量も多く、集魚剤に比べ価格も安いペットのエサを試してみることにしました。

 

その1 ~キャットフードの場合~

4月2日(土)、用宗港にて。

この日用意したのはキャットフード「キャネット」と鶏のエサ「バーディースペシャル」。

ホームセンター「カインズ」に行けばオリジナルのペットフードを販売しており価格もかなり安いのですが、店舗が自宅から少し離れているのでこの日は近所のホームセンターで購入してきました。

割高になってしまいますが検証実験のためですので仕方ありません。

パッケージ裏の原材料表示を見ると穀類、肉、豆、魚介類といろいろ入っていることが分かります。

乾燥タイプのエサなのでこのままではうまくダンゴに混ざらないと思い、牛乳に漬けてふやかしてみました。

30分ほど経ちました。

う~ん、あんまり柔らかくなっていません。

粒の形は残ったままですが、手で潰せるだけ潰してそのままダンゴに混ぜました。

 

ダンゴの配合(カップ杯数)

・ヌカ:6
・砂:2
・キャネット(猫のエサ):1.5
・バーディースペシャル(鶏のエサ):1
・牛乳:1000ml

集魚はほぼ、キャットフード頼みの配合です。

どうなるでしょうか?

釣り開始は午前11時過ぎ。

付けエサはオキアミです。

粒だらけのダンゴですが握りにくいといったことも無く普通でした。

1時間ほどは何も気配がない状態が続きましたが昼を過ぎてからダンゴアタリが少しずつ出るようになりました。

午後13時近くにヘダイ

その後もう一枚、ヘダイを追加。

ダンゴアタリの大半はウグイですがヘダイも混じっているようです。

黒い鯛はこの日も顔を見せてはくれませんでしたがキャットフードでも魚を寄せることができました。

 

その2 ~コイのエサの場合~

4月7日(木)、平日ではありますが休みを取り、実験という名目で釣りをしてきました。

今回はコイのエサを試してみます。

コイのエサと言っても釣り用のエサではありません。

池の鯉にあげるためのエサです。

ホームセンター「カインズ」オリジナルブランドのエサで4kg・980円でした。

色揚げ成分配合ということで黒い鯛が赤くなるかもしれませんね。

もし用宗港内でマダイが釣れるようになったらわたしのエサのおかげでしょう。

前回は猫ちゃん用でしたが今度はちゃんとした魚用のエサ。

狙いの魚種は全く違いますがキャットフード以上に期待が持てそうです。

前回同様、牛乳に漬け込みました。

コイのエサということでキャットフードよりは柔らかくなるかなと予想しましたがそんなことはなく、キャットフード以上に硬いまま。

こんなこともあろうかと茹でたジャガイモ等を潰す「マッシャー」を用意しましたが全く役に立たず。

このまま混ぜることにします。

 

ダンゴの配合(カップ杯数)

・ヌカ:6
・砂:2
・カインズ ペッツワン 鯉のエサ:1.5
・バーディースペシャル(鶏のエサ):1
・牛乳:1000ml

マッシャーがダメだったので必死に手ですり潰したものの、粒だらけのダンゴになりました。

釣り開始後30分ほどで中層にウグイが湧いてきました。

活性が高いのか、いつもなら底までダンゴを追って来ないのですがこの日は海底でもダンゴを突きまくりです。

ズタボロのウグイですが犯人はこの鳥。

魚を寄せてくる時、急に引きが強くなったと思ったら鵜が水中でウグイを咥えて引っ張ってました。

何とか魚を確保しましたがこれで味を占めたのか、鵜は釣り座の前に浮かんだままどこうとしません。

楽して魚を獲ることを覚えたのでしょうか。

鳥の学習能力ってスゴイです。

 

ヘタに魚を掛けるとまた鵜がハッスルしそうなのでしばらく休憩。

そのうちに諦めたのか、どこかよそへ飛んで行きました。

その後も釣り(実験)を続けましたが結局この日はウグイが連発で他には何も釣れませんでした。

 

キャットフードとコイのエサ、使ってみての感想

どちらも予想していたより集魚効果はありそうだ、というのが正直な感想です。

ただし使いやすさにおいてはペレット状なのと、乾燥してるので水などで柔らかくする必要があるため難はありますが、そこに目をつぶればコマセ用途として十分かと思いました。

それと、どちらのエサも水に浮きやすいので水中でダンゴが割れた時にどんな状態になるのか気になります。

海底から浮き上がってしまうとしたら釣果にも影響が出るのでしょうか。

まだ一回ずつしか試していないので分かりませんが、これからしばらく使ってみて検証してみます。

あと、どちらのエサが良いのかということですが、

・キャットフード→ヘダイ、ウグイ
・コイのエサ→ウグイのみ

でしたのでう~ん、分かりませんねえ。

個人的には臭いが強いコイのエサのほうが良さそうな気がしました。

おいおい、ドッグフードを忘れてないか?という声も聞こえてきそうですけど機会があれば試してみます。

中途半端な検証で、本命のチヌも釣れませんでしたがどちらのエサもまだ大量に残っているので使い切るまでに釣れたらいいな。

それでは、また。

今日はお読みいただき本当にありがとうございました。

 

【2022年5月16日 追記】

記事公開後、キャットフード・コイのエサをそれぞれ単品使用で3回ずつ釣りをしました。

結果、キャットフードを使ったときはヘダイが釣れ、コイのエサの時は釣ることが出来ませんでした。

その他のボラやウグイなどはどちらも釣果アリ。

たまたまの可能性大ですが、キャットフードのほうがヘダイを寄せるには効果が高いのかも知れません。

どちらにせよ、まだ肝心のチヌが釣れていないので今後も色々試してみたいと思います。

8 Comments

  1. めんだこさん ごきげんよう
    紀州釣りのダンゴ材の配合で、市販の釣り餌用の集魚剤では無く、ペット用の
    飼料を色々と試されているのですね。
    半世紀前の和歌山での紀州釣りのダンゴ材は、糠、砂、押し麦、サナギ粉の
    4種類が基本で、当時は市販の集魚剤は売られておらず、集魚効果を期待して
    入れていたサナギ粉も、荒引きを使うか細引きを使うかで悩む程度でした。
    最近は薄味から濃い味へと移行し、チヌも飽食に向かっているのですかね。
    めんだこさんのように定期的にダンゴ材を作る場合は、ホームセンターよりも
    近くの農協で、使えそうな飼料や肥料から探しても良いのではないでしょうか。
    海水温の上昇とともに、私もそろそろ紀州釣りに移行しようと考えています。

    1. 評論家さんこんばんは。

      市販の集魚剤も次々と新製品が出るので一応使ってみるのですが
      これを入れたから釣れた!というようなものには未だお目にかかったことがありません。
      逆にこれは全然ダメというようなものも無いので結局何を入れても同じなのかなあと思います。

      ペット用の飼料は大容量で、価格も市販の集魚剤と比べて安いのでこれで
      釣れたらコマセ代も少しは浮くかなと思い試してみました。
      まだ魚の活性も低空飛行ですので効果のほどはよく分かりませんがしばらくは
      ペットのエサダンゴで釣りをしてみます

      なるほど、農協でも購入できるんですね。
      そうなればさらにお安くコマセができそうです。

      いろんな集魚剤を混ぜて釣るのも、シンプルにヌカ砂プラスもう一、二品程度でいくのも
      魚にしてみればそれほど大差ない事なのかもしれませんね。
      早く水温が上がって楽しく釣りができることを願っています。

      1. めんだこさん ごきげんよう
        乾燥タイプ餌を、ダンゴ材に混ぜ易くする方法を書き忘れていました。
        餌加工専用にして使うミキサーを、リサイクルショップで安く買って、
        乾燥タイプ餌を粉砕して、ダンゴ材として混ぜ込む方法です。
        粗微塵で使うか、粉末状にするかは、粉砕時間で調整出来ます。
        生ものでも細かくして混ぜ込めます。
        釣り場で魚が反応しないので、暇を持て余して、釣り場の常連さんと
        いつもこういうことを話しています。

        1. 評論家さんこんばんは。
          ありがとうございます。
          そういえば家に使っていないミキサーあるのを思い出しました。
          次回釣行はコイのエサをミキサーで軽く砕いてから使ってみることにします。

          わたしも釣れない時は雑談大会になります。
          釣りの事やら、全く関係ない話やら・・・それもまた楽しいもんですね。

  2. お久しぶりです!ペレットはすり潰してから加えれば団子になりそうですね!自分は長らく釣りから離れてまして、釣りそっちのけで野鳥撮影を楽しんでます😅カワセミも撮影出来ましたし、シメ、イカル等初めて見る野鳥も撮影出来ました!今度の目標はオオルリとキビタキです!w
    今年は落とし込みやりたいなぁ~😅

    1. ブルーノアさんこんばんは。
      ご無沙汰してます。

      コメントありがとうございます!
      できるだけエサ代を安くしたいなと思いコイのエサを使ってみました。
      乾燥状態だとけっこう硬いので1時間くらい牛乳に漬けて、柔らかくしてから使っています。
      集魚がコイのエサだけですが水温が上がってくればこれでも魚は寄ってきそうなのでしばらく使ってみることにします。

      野鳥観察、楽しいですよね!
      カワセミを撮影できたのは羨ましい・・・。
      ブルーノアさんの持っているP1000だと離れていても迫力ある写真が撮れるのではないですか?
      値段にビビって買いませんでしたが、わたしもP1000買えばよかったと今になって後悔しています。
      オオルリとキビタキ、どちらもまだ見たことがありません。
      ぜひ撮影頑張ってください!
      あと釣りのほうもたまには楽しんでみてはどうでしょう。
      ブルーノアさん、デカいのきっと釣れますよ!

      1. P1000は離れてても綺麗に写せるのでオススメです!お値段が結構しますが😅オオルリ、キビタキ撮影頑張ります!
        去年はチヌ釣れなかったので今年は頑張ります!ルアーにも挑戦してみます😄

        1. P1000、良いですよねえ。
          以前持っていた望遠コンデジがP500という、かなり昔のニコン製品でしたが
          今持っているパナソニックのカメラと比べると画質がシャッキっとしているというか、自分好みで
          した。
          パナソニックは綺麗ではありますが拡大すると鳥の羽毛などは筆で塗ったようなのっぺりした感じ
          で細かい部分がつぶれてしまうような感じであまり好きではありません。
          次に何か買うときはニコンのカメラに戻します(泣)
          大物釣りが得意なブルーノアさんなら大丈夫。今年はいっぱい釣ってください!
          ルアーは私も何度か挑戦しましたけど惨敗でした・・・。
          ぜひ、巨チヌを釣り上げてください!

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