こんばんわ めんだこです。
静岡県掛川市にある掛川城公園に行ってきました。
公園内には平成6年に、日本初の木造復元天守閣として再建された立派なお城が建っています。
お城の中はどんなふうになっているのか見に行ってきたのでレポートします。
大手門から掛川城へ
今回訪れた掛川城公園はここです。
掛川駅からは北に7分ほど、車で行く場合は市営の大手門駐車場に止めるといいです。
駐車場からほど近い場所に大手門が建っています。
がっしりとした作りのこの門も、天守に続いて平成7年に復元されたそうです。
この大手門をくぐると城に出入りする者を調べる番所があります。
中を覗いてみるとけっこう狭い部屋です。
ここから逆川沿いを歩いて掛川城に向かいます。
城の入り口となる四足門です。
この先に受付があり、そこで掛川城天守閣・掛川城御殿の入場券を買います。
入館料は410円でした。
城への階段は敵の侵入をはばむためでしょうか、曲がりくねっていて一気にはたどり着けないようになっています。
階段横の壁には狭間(ざま)と呼ばれる、四角や三角の穴が開いています。
敵が攻めてきたときに鉄砲や弓で攻撃を仕掛けるために開いているそうです。
城が見えてきました。
普段運動不足なので階段がけっこうキツイ。
掛川城内部へ
ようやく城の中へ。
ここで驚いたのがこの階段。
段差が30cmはありそうです。おまけにかなりの急傾斜。
ちなみに江戸時代の人の平均身長は男性155cm、女性143cm。
現代人とくらべるとかなり低いようですがこの段差は大丈夫だったんでしょうか。
この段差も傾斜も敵を食い止めるためなのかもしれません。
城内にも攻めてきた敵に攻撃を仕掛けるための狭間がありました。
掛川城2階 しゃちほこ
掛川城2階にはしゃちほこが展示してありました。
天守閣据え付けの原寸大複製。かなりの大きさです。
しゃちほこの台座にこんな掲示がありました。
おそらくアオダイショウのアルビノ個体と思われます。
このあと御殿にも行きますがいるのでしょうか?
掛川城3階
3階は2階と違いかなり狭いスペースです。
階段脇には、なにやらすだれが下がっています。
武者隠しと書いてありますね。
すだれの中は薄暗く、なにもありませんでしたがここに兵を配置して敵を迎え撃ったようです。
この上階が天守閣です。
掛川城天守閣
天守閣に着きました。
ここからは掛川市内が一望できます。
下のほうに二の丸御殿が見えます。
この日は気温も高く暑かったのですが、天守閣を吹き抜ける風がとても心地良かったです。
再び掛川城1階へ
1階に降りてきました。
先ほどは素通りして上階に行ってしまったのでじっくり見ていくことにします。
これは城主 山内一豊の鎧兜。城主のものにしては意外と地味な感じですね。
山内一豊は城の拡張や城下の整備、そして掛川城に初めて天守閣を作った人物です。
金の扇子と軍配
馬につける鞍(くら)です。
城内は展示物はそれほど多くないのですが城の構造を見て回るにはちょうど良いです。
最後に入り口近くにある、山内一豊像。
二の丸御殿へ
ここで掛川城を出て二の丸御殿へ向かいます。
城の脇道から御殿に降りていけるようです。
石垣下から城を見上げる。
かなりの急こう配でこれでは敵も簡単にはあがってこれないでしょう。
二の丸御殿内部。
御殿は大小20部屋ほどに分かれており儀式、城主対面や公邸として使わていました。
中は畳敷きの部屋が多くかなりの広さなので迷ってしまうくらい。
この御殿は現存する数少ない御殿のひとつで重要文化財にも指定されています。
御書院上の間。
城主の対面に使われたらしい。
上の間横の中庭。
小さいながらも風情が感じられます。
御殿奥の長囲炉裏の間。
先ほど城の中にあった鎧兜と違いこちらはかなり豪勢なつくりです。
火縄式鉄砲。口径の大きさから鉄砲というよりも大砲のような・・・。
御殿の廊下に飾られていた鎧。
かなり薄暗いところに展示してあったのでビックリしました。
槍なども展示してありました。
下から2番目のやつがかなりエグイです。
あれでやられたくはないな。
あとがき
今回はじめて日本の城の内部を見ることができました。
敵を防ぐための仕掛けがとにかくスゴイ。
これではちょっとやそっとでは攻略できないでしょう。
掛川城公園は城や二の丸御殿以外にも美術館や茶室なども併設されているので見所たくさんです。
ぜひ一度行ってみてください。
読んでいただきありがとうございました。