こんばんわ めんだこです。
今日はウキの色についての話です。
自分でウキを作っているといつも悩むのがウキの色。
色の選択一つで見えやすさ、アタリのとりやすさも全然変わってきますよね。
わたしもいまだ勉強中で試行錯誤を繰り返していますが、視認性の向上のために気を付けているポイントなどを書いてみました。
蛍光塗料と通常の塗料の違い。
色の話に入る前にちょっと塗料について。
ウキに使用される塗料ですが、黒を除いて基本的には蛍光塗料が使われます。
では通常の塗料との違いは一体何でしょうか?
蛍光塗料と通常の塗料の違いは紫外線に反応して発光するかしないかです。
これは暗闇でブラックライトを当てるとよくわかるのですが、蛍光塗料が鮮やかに光るのに対して、通常の塗料は光りません。
100均で売ってたブラックライトで暗闇の中、蛍光塗料とそれを塗ったウキを照らしてみました。発光している様子がよく分かります。
この紫外線は太陽光にも当然含まれています。
ですので同じ色でも紫外線によって発光するぶん、通常塗料より明るく目立って見えます。
自作ウキの塗装で蛍光塗料ではなく通常の塗料を使っている方もいますが、視認性が劇的に向上するので着色には蛍光塗料を塗るのをオススメします。
ちなみに蛍光塗料をきれいに発色させるためには下地の色が重要です。
下地の色は白がいちばん!
下地が白じゃない場合は白を塗ったうえで蛍光塗料を塗ってください。
色の種類、使い分け
わたしが現在使っているのはこの4種類です。
メーカーによって色の名前は違いますが当記事では右からレッド、オレンジ、イエロー、グリーンと記載しています。
過去には上記以外の色も使ってましたが今はこの4色で充分事足りてます。
見え方には個人差がありますが、日中など明るい時間帯はオレンジやレッド、薄暗い夕方や曇天などはイエローが見やすいです。
オレンジやレッドは、一番目立たせたい部分(ウキトップの最上部など)に塗るようにしています。
具体的な塗装例
棒ウキトップの塗装の場合
このトップ、思いっきり遠矢浮きモドキですが非常に見やすいです。
前々から「遠矢浮きのトップ、シンプルながら見やすいなあ」と思ってましたが値が張るので自作してみました。
材料はパールトップを使っています。
パールトップのいいところは下地塗りの必要が無く、そのまま蛍光塗料を塗るだけで完成してしまう点です。
ウキトップの素材であるパールトップと黒の塗料。どちらも釣具店にて購入しました。
最下部にはグリーンを使いました。
蛍光色の中では暗めの色ですが実際に海に浮かべたらけっこうイイ感じでした。
また重要なのが黒の部分。
棒ウキのトップを塗る場合、黒い部分を大きくすると蛍光塗料を塗った場所とのコントラストの差が大きくなり、蛍光色が引き立ちます。
各色ともトップ先端にいくほど塗り幅を大きくしています。
こうすることで先端部が太く見える効果がでます。
ぜひお試しを。
ウキ本体に使う場合
ウキ本体については水中に沈んでいる部分が大半なので、蛍光塗料でなくても好きな色を塗ればいいかと思います。
ただ本体の上部が水面上に出ている円錐ウキや玉ウキ、棒ウキトップの根元部分などはオレンジ、レッドなどの蛍光色を塗ったほうが視認性は上がります。
市販のウキも水面上に出ている部分は蛍光色が使われていることがほとんどですね。
用途によって色を使い分ける。
こちらのウキはちょっと変わっています。
自作のウキですがこのウキの浮力はG3 、本体の色はイエローです。
通常ダンゴ釣りでは使わないような低浮力です。
このウキのコンセプトは「沈んだ状態でもアタリを獲る!」こと。
イエローはウキが水中に沈んだ状態の場合、オレンジ、レッドよりも見えやすいためウキの動きがよく分かります。
ちょっとしたことで沈みがちになってしまうのですが、強風などの悪条件下でも影響の少ない水面下でアタリをとることができるので重宝してます。
まとめ
- 蛍光塗料を買うならグリーン、イエロー、オレンジ、レッドの4色を。
- 下地の色はかならず白にする。
- 日中など明るい時間帯はオレンジ、レッド。
薄暗い時間帯や曇天など光量が乏しい時はイエローが目立つ。 - 棒ウキのトップの塗装では黒部分が意外と重要。
黒を入れることによって明るい蛍光色部分が引き立ってくる。 - トップ先端にいくほど塗り幅を大きくしていくと先端部が太く見える効果が付けられる。
- 水中でウキを目立たせたかったらイエローで!
この6点を意識して塗るだけで視認性がかなり変わってきます。
参考にしてみてください。
読んでいただきありがとうございました。