自作ウキで釣りに行こう! 円錐棒ウキを作ってみました

こんばんは、めんだこです

 

 

昨年度、カヤを使ったウキ作りを覚えてからというもの60cm超のロング棒ウキばかり制作してきました。

 

関連記事:カヤ浮き作りは難しい!

 

気付けば短めのウキは破損・紛失でどんどん手元から無くなり使えそうなものが残りわずか。

これではイカンということで比較的小型の、全長30cmの棒ウキを作ってみました。

ちなみにネットで「円錐ウキ」と検索するとウキフカセで使用するどんぐりウキがヒットします。

今回作ってるのは本来の言葉通りの形に近い「円錐」ウキ。

この形状のウキを作った方はあまりいないのではないでしょうか。(需要が無いから?)

それでは作っていきます。

 

ボディの成型

ボディには発泡素材を使いました。

 

近所のホームセンターで購入。

直径は20mmです。

釣具店で売っている硬質発砲素材のように中心穴は開いていませんがこちらの発泡素材のほうが同体積では浮力が高い気がします。

 

あまり大きくても浮力が出過ぎるのでとりあえずカッターで3cmの長さにカット。

 

カットした発泡素材に中心穴を開けます。

手作業だとなかなかまっすぐな穴を開けるのは難しいので小型木工旋盤(プロクソン ミニ・ウッドレース)を使いました。

 

関連記事:ウキ作りにあると便利! プロクソン ミニ・ウッドレース

 

次に小型のカンナで大まかな形を削り出します。

 

これはホビーカンナと呼ばれるもので全長は9cmの超小型のカンナ。

ホームセンターに売っていますが非常に便利な代物で、ちょっとした加工ならこれと紙やすりさえあれば出来てしまいます。

今回作る円錐形をカッターのみで削ろうとすると削る厚さにムラが出てしまったり、まっすぐに削れなかったりで意外と難しいですが、カンナを使うと割とキレイに仕上がりました。

 

 

ある程度手作業で形ができたところで旋盤を使って仕上げます。

この段階では発泡ボディは、削り出し用のグラスソリッドに接着剤で完全固定はしていません。

最終的にウキの芯棒には30cmのカーボンソリッドを使うためです。

ただ固定しないことには旋盤で削ることが出来ないのでマスキングテープで発泡ボディをグラスソリッドに仮止めし、ヤスリで削り加工をおこないました。

 

旋盤加工後の発泡素材を横から見るとこんな感じ。

 

うまく削ることが出来ました。

 

塗装

まずは先ほど削り出したボディ部の塗装から。

素材が発泡スチロールなので有機溶剤を含む油性塗料では溶けてしまうため使えません。

なので蛍光色の水性アクリル絵の具を水で溶いて塗りました。

わたしが使っているのはターナ―・アクリルガッシュ

乾きが早く発色も良いので気に入っています。

 

次に、ウキトップの目印となるラミネートフィルムで作った羽根を塗装。

羽根の作り方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

関連記事1:ウキトップの視認性を高めるには。

関連記事2:自作ウキで釣りに行こう! ウキ作り動画第3回 ウキトップの目印制作

 

 

ラミネートは発泡素材のように有機溶剤で溶ける心配はないのでマニキュアタイプの油性塗料を使います。

初めに下地の白を塗り、その後蛍光イエロー、蛍光レッドで仕上げました。

 

ウキの足カン

いつもは真鍮パイプで作るのですが今回は制作時間が限られており、釣行に間に合わせるためこれを使いました。

 

本来の用途とは違いますが真ん中の部分がウキの足カンにはピッタリなのです。

ペンチでバラして中央の部品を取り外します。

 

これに1.2mm径のカーボンソリッドを差し込み瞬間接着剤で固定。

この部品、1.5mm径までのソリッドなら差し込むことができます。

 

 

最終工程

足カンを付けた1.2mm径のカーボンソリッドにウキボディ、羽根を接着します。

発泡ボディは瞬間接着剤でも溶けるので2液性エポキシ接着剤を使いました。

羽根のほうは液体の瞬間接着剤で大丈夫です。

 

ウキの形になってきました!

円錐底部を下向きにしたのは沈むときの水中抵抗が大きくなってダンゴ投入時にシモリ難くなると考えたからです。

ウキの感度という観点からすれば水中抵抗が大きいのはマイナス要因ですが、一気に持っていくような急な動きで無ければ(ゆっくりと沈んでいくようなアタリならば)それほど極端な抵抗はかからないのではないかと思います。

それとキビキビとした動きのウキにするため、あえて浮力調整のオモリは付けていません。

オモリを付けるとどうしても動きの軽快さが損なわれてしまうように感じますので浮力が強すぎるとなればボディを小さくするつもりです。

ただでさえ抵抗の大きい形状なのであまり浮力が強すぎるのはマズいでしょうし。

一応風呂場で浮力の確認はしましたが案の定、浮力強すぎでガン玉5B程度になってしまいました。(目標は3B負荷でした・・・)

とりあえず海で使ってみて修正箇所があれば手直しすることにします。

 

最後にウキの表面保護のため、2液性エポキシ接着剤をボディと羽根に薄く塗ってコーティング。

 

3回塗り重ねた状態。

ツヤが出ていい感じになりました。

 

実釣

3/16(土)、焼津新港で実際に使用してみました。(隣のウキは同じく試験的に作ったウキです)

 

視認性については20m以上飛ばしてもはっきりと分かるので合格。

着水時も円錐ボディのおかげか、シモリも一切なく使いやすいと思いました。

ただこの日は魚の反応がほとんど無く雑魚すら釣れない状況で、肝心のアタリ時の動作などを見ることはできませんでした。

あと気になったのは浮力ですね。

これはもう少し抑えたほうが良さそうです。

ボディは小さく作り直さないと・・・。

次の釣行までにはなんとかしたいです。

それではまた。
今日はお読みいただき本当にありがとうございました。

 

4 Comments

  1. しもらない為に、抵抗を付けたということなんですね。
    成る程、考えた事無かったですね。
    あとは、アタリがどうなるか、思惑通りか、ですね。

    私は、涙型のウキは作りますが、それは高感度にするためです。
    下方が太いので抵抗があると思いきや、上方のカルマン渦を抑えられるので高感度になりますよ。
    いろんな実験をされている方がおられます。
    そんな観点でも形状を考えられても面白いですよ。

    1. 梅の父さんこんばんは。
      実をいうと、今まで作った自作ウキのうち、カヤ製棒ウキ以外のほとんどが涙滴型のボディ形状です。
      ご指摘の通り、カルマン渦が発生しにくいので水中抵抗がかなり抑えられ食い込み時のウキの入り具合は抜群だと思います。
      ベタ凪の時などはほとんど涙滴型、もしくはカヤ製棒ウキばかりなのですが荒れ気味、風が強い時などには多少沈みにくいウキがあってもいいかなと思い試験的に作ってみたのが今回のウキです。

      発想の元となったのは「永易ウキ」で、ヘラ浮きにそろばん玉をつけたあの形状は抵抗が大きいものと推察します。
      永易さんがどのような経緯であの形状のウキを作ったのかは分かりませんが、おそらく感度の良いヘラ浮きをダンゴ釣りでも使えるようにしたいという思いからなのではないかと。
      湖沼と違い、海では波や潮流によってヘラ浮きそのままでは使い物にならないのでそろばん玉で安定性を高めたのが始まりだったのではと勝手に思っています。

      実際あのウキは魚のアタリも分かりやすく大変優れたウキです。(唯一、値段が高いのが難点でしょうか)
      そんなウキに匹敵するようなものが作りたいなと考えております。

  2. 釈迦に説法でした(笑)

    永易ウキ、いいですか。
    永易ウキは体験したことがなく、安く買えるかもとオークションで狙い続けております。
    真似して作ろうにも本物を見てみないと。

    1. ウキ作りは本当に奥が深く、いくら作っても終わりがないというか・・・下手すると釣り行くよりも楽しいかもしれません(笑)
      新しく作るウキは前回よりもいいものにしようと頑張るのですがその割には使えるウキはほんの一握りしかできないのが悩みの種であります。

      永易ウキ、わたしは好きで2回買ってしまいました。
      扱いが雑だったのかすぐに壊れてしまい、修理しながら使ってましたが昨年ボラを掛けた際にウキ本体が真っ二つになりご臨終です。
      もし機会があれば一度使ってみてください。
      面白いウキですよ。

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