こんばんは めんだこです。
今日はわたしの真冬の釣りの必需品を紹介します。
わたしの住んでいる静岡は冬でも比較的暖かい地域なのですが、寒さが本格的に身に染みるようになってきたので今年もこれを引っ張り出しました。
おじさんマークの「ハクキンカイロ」です。
買ったのは4~5年前。
以来、真冬の釣りはこれがないとやってられないくらい愛用しています。
外箱には「since 1923 」とあります。
昔からある商品のようで、うちの親に「ずいぶん懐かしいものを買ってきたねえ」と言われました。
大きさは150×60×15mm。
手のひらに収まるサイズです。
使い捨てカイロとの違い
通常の使い捨てカイロの中身は鉄の粉がはいっています。
この鉄の粉は空気中の酸素と反応して酸化鉄になりますがこのときに生じる熱によってカイロが暖かくなります。
ハクキンカイロの場合は原理がまったく違います。
カイロ内部に燃料としてベンジンを入れますが、このベンジンの気化ガスと
白金(プラチナ)の触媒反応によって発熱します。
温度は使い捨てカイロと比べると断然ハクキンカイロのほうが暖かいです。
また発熱時間はカイロ内部に入れるベンジンの量によって違いますがわたしの持っているスタンダードタイプだと最大24時間暖かさが持続します。
カイロにベンジンを入れる
カイロの上蓋と火口部を外して付属の注油カップを差し込みベンジンを注ぎます。
このとき注油カップがカイロ本体と平行になるようにします。
直角になっていると注いだベンジンが計量できずにそのままカイロに入ってしまうので、どのくらい入れたか分からなくなります。
注油カップ半分量のベンジンを入れてみます。
スタンダードタイプカイロの場合、これでだいたい6時間発熱します。
12時間の場合はカップ一杯、24時間ならカップ2杯といった具合にベンジンの量で持続時間の調整も可能です。
注油カップを90度回すことでカップ内のベンジンをカイロ内に入れることができます。
ライターなどで火口を5秒程度加熱。
直接あぶるのではなく、火を火口から少し離した状態にするのがコツです。
加熱することで触媒反応が始まります。
ベンジンとプラチナの反応が始まると触媒が赤く発熱しはじめます。
最後に外蓋をはめてカイロを付属の袋に入れれば準備完了。
あと、あると便利なのがカイロベルト
最近は貼るホッカイロが多いのであまり見かけませんが近所のドラッグストアで売っていました。
これにカイロをいれて腰に着ければ真冬の釣りも寒くはありません。
ハクキンカイロの良いところ・悪いところ
良いところ
・暖かさの持続時間が長い。(スタンダードタイプで最大24時間)
・カイロ内に入れるベンジンの量で持続時間の調整が可能。
・使い捨てカイロに比べると暖かさが段違い。
わたしは主に釣りに行くときに使っていますが持続時間が自分で決められるのはいいですね。
真冬の釣りなので長くても12時間も暖かさが続けば十分楽しめます。
わたしはカイロベルトで腰に巻き付けて使用していますが、発熱温度が使い捨てカイロより上なので防寒着を着ていると暑いくらいです。
悪いところ
・値段がちょっと高い。(スタンダードが2700~3200円程度、別途ベンジンも買う必要有)
・使用中、ベンジンの匂いがする。
カイロ自体の値段が高いのでコスパに優れるかというと微妙な気がします。
使い捨てカイロもまとめ買いすれば安いですしね・・・。
あと、使用中はカイロからベンジンの匂いがします。
わたしは気にならないのですがこの匂いがダメな人はハクキンカイロはやめたほうがいいと思います。
最後に
カイロの紹介記事が2017年最後の記事になってしまいました。
本当は年内もう一回くらい釣りに行きたかったんですけどね。
わたしは今年の4月からこのブログを始めたのですが、もともと飽きっぽい性格なのでここまで続けることができたのは自分自身驚きでした。
ブログを通じて知り合えた方達がいたのも続けられた大きな要因だったと思います。
わたしの稚拙な文章で綴った記事にもコメントを頂けたのはとても嬉しく、またモチベーションにもなりました。
ありがとうございました。
それでは皆様、良いお年を。
今日は読んでいただきありがとうございました。