2020年4月4・5日 紀州釣り釣行記 静岡県用宗港 魚群探知機deeperとパン粉ダンゴ

こんばんは、めんだこです。

2020年4月4日と5日、ホームの用宗港に紀州釣りに行ってきました。

ここ最近は風の強い日が多く、また釣果のほうもパッとしないため満足いく釣りが出来ていません。

そこで少しでも釣果を安定させるべく、今回は新兵器を投入しました。

 

携帯型魚群探知機 deeperです。

実をいうとこのdeeper、購入してからしばらく経ちますが使い方がイマイチ分からずほとんど出番のない状態でした。

ただせっかく買ったので何とか活用したいと思い、いつもお世話になっているボートで釣りがしたい in宮崎の管理人、そらさんに実際の使い方を丁寧に教えて頂きました。(そらさんのブログ内でdeeperの使用方法など詳しく解説されています。)

おかげでだいぶ使い方にも慣れてきて釣行時には必ず持っていくまでになりました。

そらさん本当にありがとうございました。

で、これを使っていて気づいたのですが、今の時期だけかもしれませんが魚の反応があるのは海底よりも7~80cm上だったり、中層付近にいたりすることがほとんどでした。

もちろん魚探では魚種まで判別できないので浮いているのがチヌかどうかまでは分かりませんが、このような状態のときはダンゴをいくら放り投げても海底まで追ってくるほど魚の活性は良くないようです。

魚が浮いているなら素直にウキフカセで狙えばいいだろという話なんですが、どうもわたしはフカセ釣りに向いてない性分なのでなんとかダンゴで釣ってみたい。

そこで無い知恵ふりしぼって考えたのがパン粉ダンゴです。

パン粉に比重の軽いグレ用集魚剤を混ぜ、ゆっくりと沈ませるようにして浮いている魚にアピールしたり、あとはヌカ切りのように途中でダンゴが割れるようにしてみたり。

でもなぜヌカではなくパン粉なのか?

これは以前、グレ狙いでパン粉釣法をやった際に「フカセのように撒くのでなく、ダンゴにしてみたらどんなもんだろう?」と思ったのがキッカケです。(そのときはグレはおろかフグさえ釣ることができませんでしたが(悲))

実際に釣行のたび何度か試してみたところ、パン粉はヌカに比べると粘りがなくバラけやすいので握り加減によって中層で割れるように調整するといったことがやりやすい気がするんですね。

反面、水深のある場所で通常のダンゴのように海底まで沈めたいとか、エサ盗り最盛期の夏場、潮の流れの早い場所では扱いにくいかもしれません。

いまだパン粉ダンゴでチヌは釣れていませんが今回はどうなるでしょうか。

 

4月4日 午前6時過ぎ 用宗港着

朝の時点ではほぼ無風、ベタ凪で雰囲気も良さげです。

ただ午後からは風が強くなる予報でしたので少しでも風が避けられ、なおかつ釣果が期待できそうな港西側のポイントに入りました。

 

フィールド状況

天候:晴れ
気温:最高22.5℃ 最低8.1℃
潮汐:中潮 干潮9:13 満潮14:19 

ダンゴレシピ(カップ杯数)

・パン粉:1.5kg
・砂:適宜追加
・マルキュー・グレV9徳用:3
・アミエビ:1/16切り 1ブロック

パン粉とグレV9だけですと軽すぎて沈みにくい、というか浮いてしまうので砂を少しずつ加えてゆっくり沈むように調整しました。

コマセバケツの上に乗っかっているのは前日に突貫工事で作った試作ウキ(浮力B程度)。

ダンゴをゆっくり沈ませるため低浮力のウキでもシモらず使えるかもと試しに作ってみました。

最近は4~5B程度の浮力のウキばかり作っていましたので低浮力ウキは久しぶりです。

 

午前7時10分 釣り開始

まずは釣りの前に一度、deeperでポイントの調査をしてみます。

ここは遠投の必要が無く、手投げで十分釣りになる場所ですがどんなもんでしょうか。

水深は5m程度で海底より少し上に1匹だけ魚の反応が。

う~ん、魚少なすぎですね。

コマセ打っていればもっと集まってくるのかな。

さあ、実釣開始です。

投げ入れたのは堤防際から10m程度、さきほど魚探で反応があったポイントです。

開始から数投、何のアタリもありません。

魚がいるからと言って簡単には釣らせてくれないようです。

そして30分後、用宗漁港のシラス漁が始まってしまいました。

釣り座近くを全速力で、漁船が行ったり来たりするため船の引き波でアタってるのか何なのか全く分かりません。

まあ、オキアミがそのままなので魚は食ってきていないようですがこれでは釣りになりません。

釣り開始から2時間後の午前9時過ぎ、漁船の往来が少し収まったころにすーっとウキが入りました。

アワセましたがどうやら空振りの様子・・・ですが回収した仕掛けに何かついてます。

ゴミか?

いや違いました、稚アユです。

スレ掛かりでしたがこんな小さな魚でもちゃんとアタリが出るんですね。

急ごしらえのウキでしたが感度は十分のようです。

稚アユがいるなら他の魚もいるのでは?とここでもう一度deeper投入。

記事冒頭で紹介した画像ですが魚の数が増えているので多少寄ってきているようです。

しかしアタリは一向にありません。
食い気が無いんですかね。

午前10時過ぎ、待望の本日2回目のアタリ!

寄ってきてるのはフグなのか?

その後はまたアタリのない状態が続きます。

昼近く、やっとシラス漁が終わり漁船の往来はなくなりましたが今度は真正面から爆風が。

荷物が飛ばされそうになるのを必死でこらえ、ひたすら我慢しながらダンゴを投げましたが風はどんどん強くなり釣りどころではなくなってきました。

午後15時過ぎ、もう限界です。
港内側の、多少風が弱くなっているところに場所替えしました。

爆風ポイントと比べると天国のような静けさ。

これはいいんじゃないですか。

時間も無いことだしさっそく釣りを開始。

一投、二投、おや、何かダンゴに触ったか?

三投目、ダンゴ割れの後モゾモゾが始まりました。

しばらく待っても引き込みそうにないのでアワセを入れると何か掛かりました。

いちおう本命・・・マイクロチンタでした。

ち、小さい。小さ過ぎます。

時間も時間なのでスカリに入れるのはやめてすぐ海にお帰り頂きました。

数投後、またアタリ。

さきほどよりもほんのちょっとだけサイズアップ。

今の時期にこんなサイズの魚がいるんですね、ビックリです。

ここで一度、海底の様子を魚探で調査してみることにします。

この大きさのチヌなら群れでいるのかと思ったのですが予想していたより魚が少ないです。

中層の魚は多分ですがウグイかコノシロではないかと。

底のほうにいるのがチヌっぽい気もしますが正直わかりませんねえ。

魚探調査後の午後16時28分、本日3枚目のチヌ

相変わらずマイクロサイズ。

この後は魚もいなくなったのでしょうか、うんともすんとも言わなくなったためこの日の釣りは終了しました。

 

翌5日も行きましたが・・・

明けて翌日、この日も爆風予報です。

入ったポイントは昨日のマイクロチンタポイント。

今日は新たにエサも仕入れてきました。

オキアミよりもさらに小さい、大きめのアミサイズのエビです。

比較するとこんな感じです。

完全にマイクロサイズ狙いにシフトしていますがこの際、釣れればいいんです。

タイの形をしていればサイズは関係ありません。

ダンゴのほうは昨日の残りにパン粉と集魚剤を追加したもので釣り開始。

その前に海のなかを調査と・・・ん、肝心のdeeperが無い!

昨日充電のため家に持って帰ったまま忘れてきてしまいました。

まあいいか。

しかし前日と違っていつまでたっても何のアタリもありません。

今季一番の渋さです。

あまりにアタリが無いのでお昼頃から水中カメラ(こちらは何故か持ってきてました。)を放り込んで釣りを続けます。

その場で映像確認はできないのが難点ですがきっと何か映っているはず。

黙々と釣り続けていると午後13時過ぎ、やっとまともなアタリが出ました!

そこそこの引きでしたがう~ん長い。

アワセがきつすぎて体が伸びてしまったようです。
途中までは確かにチヌの引きだったのですが・・・

その後もアタリはなく、たまにエサが盗られる程度。

昨日同様風も強くなってきました。

これでアタリがあるなら集中力も保てるのですがもうダメです。
このへんで勘弁してもらいましょう。

午後15時過ぎ、納竿しました。

 

あとがき

2日間続けての釣行でしたが風に悩まされたうえ、とにかく魚の反応が悪かったです。

前日に良かったポイントでも2日目はサッパリで日によってどこが釣れるのか 全く分かりません、

パン粉ダンゴの効果も今回の釣行では?でしたが次回以降もしばらく試していこうと思います。

そうそう、2日目の昼ごろに放り込んでいた水中カメラ

アタリはなくとも何かいるだろうと放り込んでいたのですが・・・なんと魚がほとんど映ってませんでした。

かろうじて映っていたのがキタマクラ

それとハコフグ

あとはハゼが数匹。

お話にならないくらい寂しい海でした。

ただ2日目納竿時、沖合のほうの海底の様子をチェックするため30mほど遠投して底をズルズル引いてみたのですが、途中でヘダイの群れらしき魚影が映っていました。

たぶん岸から20m程のところだと思います。

残念ながらチヌではないですが、魚探を持ってきていれば早めに見つけ出せたかも。

最近手投げで探れる距離ばかり攻めてましたが沖合も視野にいれたほうが良さそうですね。

次回は広く探ってみようと思います。

でもこのdeeper、買って良かったです。

あちこち投げて探っているだけで「ここってこんなに深かったのか」とか「思ったよりも底に魚がいない」など、新たな発見がありました。

まだまだよく分からない部分もありますが使いこんでいけばもっと色々な情報(海底の地形、底質など)を知ることができるでしょう。

これから釣行時には欠かせない相棒になりそうです。

それではまた。
今日はお読みいただき本当にありがとうございました。

2 Comments

  1. お疲れ様でした!
    出ましたねdeeper!待ってました!
    オオモンは無かったものの、今後の進化の気配を感じましたよ〜
    水中カメラとは違ったデータ量の多さ。
    底の様子が見てとれるのはdeeperならではです。
    これから活性が上がってくるにつけ、どういうデータが見られるのか!
    釣果との相関が見られると楽しいでしょうねえ〜

    今後も楽しみにしています!

    1. 梅の父さんこんばんは。
      deeper、やっと最近になって使えるようになってきました。
      買った当初は失敗したなーと思ったのですが分かってくると楽しいもんですね。
      水中カメラですとどんな底質なのか、魚は何がいるのかはっきりわかるのはいいですが定点観測なので水深や周囲の状況などのデータは分からないんですよね。
      その点魚探ですとどこら辺がカケアガリになっているのかなどよく分かるので重宝します。
      何より魚の反応があるとテンションが上がるのでモチベーション保つのにはもってこいです(笑)
      また面白いデータが取れたらご報告しますね。

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