紫外線で発光! 蛍光オキアミ作りに挑戦

こんばんは、めんだこです。

 

紫外線に反応して発光する、そんなエサがあれば目立っていいなあと思い作ってみることにしました。

水中には可視光とともに紫外線も届いているので、水中で蛍光を発することができればより魚にアピールすることができるはず。

市販品でもそういった商品があるのですが、ちょっとした材料でカンタンにできるので興味のある方は試してみてください。

 

材料

今回は付けエサ用なのでウキに塗る蛍光塗料は使えません。
なので食品として使用しても安全なもので蛍光を発するものはないかと調べてみると、ありました!

・ビタミンB2
・クロロフィル(葉緑素)
・トニックウォーター

ビタミンB群のうちB2 は紫外線に対して蛍光を示します。 

また植物に含まれるクロロフィルも光るのですが、それほど明るくはないようです。

そしてトニックウォーター
これは中に含まれる香料が蛍光を発するのですが、銘柄によって光るものとそうでないものがあるみたい。

カンタンに入手でき、確実に光ってもらいたいので今回はビタミンB2を使うことにしました。

 

近所のドラッグストアでいろいろ売られていましたが値段が安く、ビタミンB2の含有量もそこそこ多いDHCビタミンBミックスを購入。

 

1日量2粒にB2は30mg含まれてます。
60日分120粒入りで値段は350円ほどでした。

 

水に溶かしてみる

買ってきたサプリを一粒、水に入れて溶かしてみます。
右側がB2入り。
左は比較用に食用色素で黄色く染めた水です。

 

並べてみると少し濁っているくらいでほとんど違いが無いように見えます。

紫外線を当てると本当に光るのでしょうか?
光源には100均で売っていたペン型ブラックライトを使いました。

 

こんな感じで青紫色の光がでます。(紫外線自体は目に見えません。)
それでは先ほどのB2水に紫外線を当ててみましょう。

 

おぉ、光ってる!
食用色素で染めただけの水は黒いのに対してB2入りは黄緑色に発光しています。

 

オキアミを漬けてみた

ちゃんと光ることが確認できたのでさっそくオキアミを発光液に漬けてみました。

 

右側がB2発光液、左は食用色素水。
両者とも常温で30分ほど漬け込んでみました。

発光液も黄色かったのでオキアミも黄色になるかと思ったのですが、ほとんど染まってないですね。
では、部屋を暗くして紫外線を当ててみます。

 

画像では分かりにくいですがB2発光液に漬けたものは黄緑色に光っています。
食用色素のほうは今度も黒く見えますね。

 

無加工無着色のオキアミ(画像一番上)も並べて紫外線照射。
やはり発光液漬けは目立ってます。

 

発光液に食用色素を混ぜてみる

先の実験で分かりましたが、発光液自体は黄色なのですがエサを染色する力は弱いです。
そこで少量の黄色食用色素を混ぜて色が染まりやすくしてみました。

 

右が発光液+食用色素。
左は食用色素のみ。

食用色素のおかげで発光オキアミも黄色く染めることができました。
こうしてみると若干、発光バージョンのほうが明るく見えるか?

これに紫外線を当てると、

 

やはり光ります。
ちょうど赤色色素も手元にあったので赤色+発光液も試してみましょう。

 

オキアミの染色風景。
一番上はB2発光液のみ。
容器が足りずにスーパーのパックで代用しました
下右側が赤色、左が黄色色素添加バージョンです。

一番上がやけに明るく見えるのはパックの色が白だからです。

 

染めあがりました。
それでは紫外線を当ててみます。

 

上手く写真が撮れなかったのですが発光の強さでいうと
発光液のみ>赤色>黄色の順でした。

 

 

まとめ

この発光液に色素を混ぜたり、あるいはアミノ酸等を添加して集魚力を高めたりいろいろ応用できそうです。

「本当に魚に効果があるのか?」いずれ検証してみるつもりですが、なにぶん今はアタリの乏しい真冬。
まともなデータが採れるとは思えないので暖かくなってからやってみます。

あと余談ですが、押しムギを発光液に漬けたらいい感じに光ってくれました。
もともと色が白いのでかなり明るく見えました。

 

オキアミ以外のエサへの使用も面白そうですね。

それではまた。
今日はお読みいただきありがとうございました。

 

 

1 Comment

  1. おー
    面白いですね。
    この感じでアサリとか染めたら面白そう・・・
    イソメは・・・やめとこうかな(笑)
    塩イソメだったら行けるかな
    役に立ちます!ありがとうございました

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