こんばんは、めんだこです。
最近、とっても良いエサを見つけました。
これです。
「何だ、バナメイじゃないか」
どこのスーパにも置いてある、ありふれたエビで魚の食いもそれほど良いとは言えません。
その分エサ持ちだけはけっこうなものですけど。
わたしもときどき使ってますが用宗のようにフグが多い場所だとエサ持ちの良さが災いして針ごと盗られたり、ハリスをガジガジに齧られたりと難点ばかりが目立っていました。
ただ、ちょっとしたひと手間を加えるだけでとっても使えるエサに化けるんです。
今日はエサ盗り(特にフグ!)の多い時に役立つバナメイえびの使い方をご紹介したいと思います。
えびの下ごしらえ
まずえびの殻を手で剥きます。
剥いたえびは入っていたトレーに並べて食塩を振りかけ、てしばらく放置。
トレーを斜めに傾けておくとえびからしみ出した水がたまってくるので水切りを忘れずに。
手指が汚いのはご容赦を。
印刷関係の仕事でインクを使うので一度つくとなかなか取れないのです。
次に包丁もしくはハサミでえびを小さく切っていきます。
塩で軽く締めたことで切りやすくなっています。
今回は一尾を4~5等分に切りました。
切ったえびを調味料に漬け込みます。
何に漬けるかはもう各人の好みなのですけど、釣具屋で売ってる漬け込み集魚剤でも良いし、ハチミツや砂糖でさらに硬くするなんてのもアリだと思います。
悩んだ末に今回は昆布粉末とオイスターソースに漬け込むことにしました。
昆布粉末のグルタミン酸とオイスターソースのカキエキスで食いが良くならないかな~なんて。
こうやってあれこれ考えながら工夫を凝らしている時が一番楽しかったりします。
昆布粉末をまぶすと以下のような感じに。
抹茶のわらび餅みたいです。
さらにオイスターソース投入。
見た目は山梨名物の信玄餅そのまんま。
あとはよく混ぜるだけ。
一度に使い切るわけではないので余ったら冷凍庫に放り込めば数回に分けて使えます。
3月21日(日)、用宗港にて実釣
仕込み終えたバナメイえびを持って3月21日早朝、用宗にやってきました。
持参した付けエサはバナメイのみ。
すでに2回ほど釣行で使っており良い感触を得ております。
コーンが入ってますがたまに抱き合わせで使う程度。
もっぱら彼ら(ハト)のご飯となってました。
バナメイの針付けのコツ
コツというほど大層なものではないですが、エサ盗りの有無・種類によってつけるえびの大きさを変えたほうが良いでしょう。
例えば私のホームの用宗では異常なほどクサフグだらけなのであまり大きく付けるとひたすらカジカジと齧られてしまい、高確率で針が盗られたり、ハリスが傷だらけになります。
ですので下ごしらえの段階で5等分したえびをさらに4つにハサミで切り分けたものを使いました。
一尾のバナメイから20回分のエサが採れる計算になり、とっても経済的。
釣りエサもだんだんと値上がりしている昨今、安くて釣れるのであればこれほど良いことはありません。
これを針先にちょこっと刺す程度にして完成。
もっと小さく針付けしてもいいかもしれません。
オキアミを付けるときのように完全に針が隠れるようにしてしまうと、フグに針やハリスがやられてしまいますので注意です。
オキアミですとフグが多い場合、ダンゴ割れの後10秒もすればエサが消えますがバナメイの場合は2~30秒ときにはそれ以上盗られずに残ることが多かったです。
エサが無くなるまで多少の時間を稼げるのでチヌが食うチャンスも増えるはず。
ですので使い方としてはマルキューのくわせ丸えびに近いと思っています。(値が張るででわたしはほとんど使ったことがありませんが・・・)
あとエサ盗りとして多いのはヒイラギですが、口が小さいので大きなエサは積極的に食ってきません。
ですのでフグの時とは逆に、えびを大きめにつけて吸い込まれないようにしてあげると良いでしょう。
さて、釣りに話を戻します。
この日もウグイが多く、ダンゴ2投目にしてかなりの魚が寄っているようでダンゴアタリが酷いことになりました。
ウグイと分かっていてもウキが沈めばアワセない訳にはいきません。
午前中はひたすらウグイとフグの猛攻が続きました。
午後に入ると少しウグイがおとなしくなり、待望のチヌが釣れてくれました!
相変わらず小さいですがタイの形をしていれば良いのです。
中層にはカタクチイワシもいるようで回収中の仕掛けに時折食いついてきます。
底のほうにいたウグイが消え、ボラも出てきました。
ボラとチヌはお友達同士、これは良い傾向です。
最近は掛けた魚を横取りしようとウミウがポイント周りに頻繁に出没します。
泳ぎは達者なのですから、釣れるかどうかすら怪しいわたしを当てにせず自分で魚は捕っていただきたいものです。
あとわたしの釣り座の真後ろに松の木が生えてるのですが、ここに鵜が営巣して子育て真っ最中のようで、頻繁に飛来します。
なので結構な確率で頭上から糞が落とされるので勘弁してもらいたい。
この日は午後18時の納竿までに小型ですが4枚のチヌを釣ることが出来ました。
まとめ
バナメイも使い方次第でかなりいけてるエサになることが分かったのは収穫でした。
個人的な感想ですが、オキアミやサナギなど他のエサと食いの良さを比較すると、
オキアミ>バナメイえび>コーン=練り餌>サナギ
みたいな感じかなと思います。
これも季節や状況で変わってくるので一番盗られにくいサナギが良く釣れる時もあるでしょう。
ただ年間通して割と万能に使えてオキアミよりもエサが持ち、いろいろ釣れるので重宝するはず。
あと安いのも魅力かも。
今回作った餌のコストですけど
バナメイえび(350g)580円+昆布粉末300円?+オイスターソース158円=1040円弱。
この記事執筆までに計4回釣行してまだ残っているので一釣行当たり250円くらいかな。
お安いのでぜひお試しを。
それでは、また。
今日は記事をお読みいただきありがとうございました。
めんだこさん、こんばんは。
以前からバナメイえび使われてましたが、新たな工夫で化けたのですね。
ちょっとした工夫で、使いやすさ、釣れ具合がガラっと変わったりするのが楽しいですよね。
いつのまにか、当然のようにチヌ釣られてますし、用宗の状況にも合っている様子。
大抵のスーパーに売っていて、しかも安いし、言うことナシですね。
以前、私が用宗で木っ葉グレを釣っていた頃、普通にオキアミを付けても全く掛からないのに、オキアミの頭だけ付けたら、入れ食いになった事がありました。
釣りは、エサひとつとっても、本当に奥が深いですよね。
きもぱんさんこんばんは。
もともとバナメイえびを使ってましたがフグに針を盗られる・ハリスを齧られるといったことが多くなって出番も少なくなっていました。
そんな時に釣り仲間の一人がマルキューの「くわせ丸えび」という小えびを加工したエサで釣果を上げているのをみて、バナメイでも何とかなるんじゃないかと思った次第です。
針につけるときのサイズや針付けの仕方を見直したところ予想外に良かったので記事にしてみました。
どこのスーパーにもある安価なえびで、一度作ると数回の釣行分になるのでコスパもよろしいので気に入っています。
オキアミの頭だけにしたらグレが入れ食いですか~!
これは良いことを聞きました。
刺し餌は同じでも使う部位によって釣果が替わるというのは不思議ですね。
こういうふうに色々と試行錯誤しながら楽しむことが出来るのも釣りの醍醐味かも知れません。
めんだこさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
エサの付け方については、以前読んだ「監査役Mの陸っぱり釣り日記」(幻冬社)の中で、
「メバルはエビの尻尾から食らいつくので、エビは尻尾のちょんがけがよい。」
「クロダイ、メジナはエビの頭から食らいつくので針先がエビの頭部へ来るように刺すのがよい。」
と書いてありました。これは、ヤマトヌマエビを使ったフカセ釣りについての記述ですが、他の釣りやエサにも共通する部分があるかもしれません。
シロギスやカワハギ狙いの虫エサも、めんだこさんのバナメイえびもそうですが、えさの種類はもちろん、付け方ってホントに重要ですよね。
きもぱんさんこんばんは。
教えて頂いた「監査役Mの陸っぱり釣り日記」、面白そうな本ですね!
ネットで検索したところ中古でお安く売っていたので買ってみました。
最近寝る前の読書が趣味の一つになりつつありまして届くのが楽しみです。
わたしもタイはオキアミやえびの頭のほうから食いつくというのを聞いたことがあります。
高活性のときなら適当に針付けしても釣れそうですが、渋い時は細かいところも気を配って色々試したほうが良さそうですね。
来もパンさんのコメントにあった「オキアミの頭をつけたらグレが入れ食い」というのもまさにそういうことなのかもしれません。