こんばんわ めんだこです。
みなさん釣りの時、どんなラインを使ってますか?
キスなど大遠投が求められる釣りなら細番手のPE 。
ルアーでは釣り方にあわせてナイロン、フロロ、PEを使い分ける。
では紀州釣りではどうでしょうか?
ほとんどの方がナイロンを使用しているんじゃないでしょうか。
フロロに関しては使ったことが無いので何とも言えませんが、
わたしはいつもリールに1号のPEを巻いています。
ただ個人的には紀州釣りでのPEの使用はオススメしません。
その理由は後述するとして、まず紀州釣りでのPE使用のメリット・デメリットを書いてみたいと思います。
「PEってつかえるのかな?」とお考えの方(ほとんどいないか?)の参考になれば幸いです。
PEのメリット
当サイトイメージキャラクター、都里(つり)このみです。
まずひとつめは、ナイロンその他にくらべて直線強度があるので1~2ランクほど細いラインが使える。
ふつうナイロンだと2~2.5号の道糸を使っている方が多いですがPEだと1号で強度も充分です。
以前は0.8号まで落としたこともありましたが、それでも52cmのタイは難なくあげることができました。
また道糸を細くすることでダンゴ投入時の抵抗が少なくなり、飛距離が大幅にのびます。
ふたつめは道糸にかけるコストが減るということ。
「PEって他の糸より高いんじゃないの?」
値段的には確かに高いですが、2倍、3倍もするということはありません。
「じゃあコストが減るってどういうことよ」なんですが、PEはナイロンその他に比べると、こんな特徴があります。
・糸自体の耐久性が高い。
・糸グセが全くと言っていいほどつかない。
「一回使ったらクルクルパーマで全然飛ばない!」とか
「車の中に置きっぱなしてたら劣化してプチプチ切れまくる!」
こういったことがなくなります。
ですのでライン交換の頻度が劇的に減ります。
わたし自身1年くらいは替えずにそのまま使ってます。
交換頻度が減る=たびたび買い替えなくて済む。
結果コスト的にも安く済みます。
PEのデメリット
はっきり申し上げますとメリットよりもデメリットのほうが大きいです。
最大の欠点は糸にコシが無さすぎることです。
先にメリットで糸グセがつかないと書きましたが、これは糸にコシが無い(ハリが無い)ことからくるものです。
コシが無いと竿先やガイドに絡みやすくなり、また一度絡んでしまうと他の糸に比べほどきにくく、最悪仕掛けを作り直さなければならなくなります。
ふたつめのデメリットは根ズレに弱いこと。
直線強度はダントツに強いPEですが、岩などにこすれたり、ちょっとした傷がつくといきなり切れます。
堤防などではそれほどこすれたりすることもなさそうですが、岸壁にくっついているカキやフジツボなどには要注意です。
3つめは若干ですが魚をバラしやすいこと。
PEは糸の伸びが少ないので高感度ではあるのですが伸びしろが無い分バラしやすいかなと感じる場面が少々あります。
これについては合わせるタイミングを遅くするなどして対処しています。
それでもPEを使うのはナゼ?
ぶっちゃけコスト削減&ライン交換が面倒なだけです。
あと、わたしの握るダンゴはピンポン玉サイズなので重量が無いです。
その大きさでもPEならそれなりに飛ばせられることが使っている理由でしょうか。
PEでよく言われるのが高感度であるということですが、紀州釣りは竿先でアタリを捉える釣りではないので恩恵はあまり感じていません。
ここまで読んでいただいて、「それでもPEを使ってみたい!」という物好きな方がいましたら以下のことに気を付けてみてください。
- 竿はインターライン(中通し竿)必須。外ガイド竿はIMガイドであってもやめたほうがいい。
- 釣りの最中は糸がたるまないよう常にテンションをかけることを意識する。たるんでるとちょっとしたことで絡みやすくなります
この2つに注意すれば絡んで釣りにならないといったトラブルを大幅に減らせます。
わたしの使っているPE
最後にわたしが現在使っているPEを紹介します。
よつあみ(YGK )G-soul X8 Upgrade PE 22lb 1号
8本撚りなので糸鳴りも少なく滑りもいいです。
コーティングのおかげ(すぐに剥げてしまいますが)で初期状態であればコシもありトラブルも少ないです。
値段もそれほど高くなく、150m巻きで2000円ちょっとで買えました。
0.8号を使っていた時もありましたが、スレに弱いことを考慮して今は1号を使ってます。
強度的にも問題なく、オススメできるラインです。