こんばんは、めんだこです。
ここ数回の釣行で釣果がパッとしません。
本命のチヌはおろか、ボラやウグイすらあまり相手をしてくれず釣れるのはひたすらゴンズイやフグばかり。
しかし周りの釣り仲間は普通にチヌを釣っているので「魚がいないから・活性が悪いから」と言い訳ができません。
おかげで毎釣行後、涙で枕を濡らす日々が続いており乾く暇がありません。
このままでは枕がカビだらけなってしまいます。
なんとかしなければと無い知恵をうんうん振り絞って出た結論は「ダンゴの配合の見直し」です。
まず、少し前に買ってから使っていた、魚の粕を入れるのをやめました。
たまたまかも知れませんがこれを入れ始めてからフグとゴンズイが今までの5割増しくらい釣れるようになった気がします。
あと釣果とは関係ありませんが肥料用なのでけっこう小骨などが入っており、ダンゴを握るときに手に刺さって痛いのも止めた理由の一つです。
あとは魚を寄せようとサナギ粉以外に集魚剤を入れていたのですがイマイチ効果があるような、無いような感じなのでシンプルにサナギ粉だけにして様子を見てみることにしました。
夏ですし、人間と同じく濃厚集魚のこってり味よりもサッパリ団子のほうが魚も食が進むかも知れません。
目次
7月23日(金)、釣行一日目
午前4時過ぎに用宗港に着きました。
今日はどこで竿を出そうか・・・。
悩みましたがわたしの一番お気に入りのポイントに入ることにしました。
昨年末から今日まで、まだ一枚しかチヌが釣れていない絶不調のポイントではありますがそろそろ復活するのでは?と期待を込めて準備に取り掛かります。
フィールド状況
天候:晴れ
気温:最高31.7℃ 最低24.4℃
潮汐:大潮 満潮5:01 干潮12:23
使用した付けエサ
・オキアミ
・塩麹漬けバナメイえび
・マルキュー・エサ持ちイエロー
バナメイえびを塩麹で一晩漬けてみました。
少し身が締まって良い感じです。
ボラやウグイなどが大量に寄ってきてしまった場合に大きく針付けして回避するために用意しましたが最近はそんな状況もほとんどないので今日も出番は無いかもしれません。
ダンゴの配合(カップ杯数)
・ヌカ:6
・砂:3
・鶏のエサ:1
・細挽きサナギ:1.5
・アミエビ:16切りを1ブロック
団子の配合ですが以上のようになりました。
集魚はアミエビとサナギ粉だけの割とシンプルな配合になったかと思います。
サナギ粉ですが、わたしの周りでは粗挽きを使う方がほとんど。
細挽きのほうが拡散性が高いのではないかと思い、わたしはいつも細挽きばかり使っています。
挽き方で釣果や魚の寄りが変わってくるのか分かりませんが皆さまはどちらが好みでしょうか。
午前4時50分、釣り開始
明るくなってきましたので釣り開始。
なにはともあれオキアミからスタートです。
数投後、いつものピンポン玉が釣れました。
釣行記「フグのおまじない」でも書きましたが、ゲン担ぎとしていつもフグを一匹、スカリもしくは水汲みバケツに入れておくようにしています。
関連記事:2021年6月12・13日 紀州釣り釣行記 静岡県用宗港 フグのおまじない
本日のおまじないは最初の一匹である、このフグにお願いすることにしましょう。
フグを水汲みバケツに確保してからアタリはありますが釣れるのはゴンズイばかり。
水が濁っているわけでもなし、明るくなってきたのだから早々に就寝して欲しいものです。
オキアミではゴンズイにやられてしまうので練り餌に替えたところ、ゴンズイアタリがだいぶ減りました。
そのまま練り餌で攻めていると午前6時前にウキをわずかに押さえ込むアタリがでました。
これをアワセて釣れたのは手のひらサイズの小チヌでした。
サイズはともかく一枚釣れたので一安心。
この後、オキアミと練り餌を交互に投げてみましたがオキアミはもれなくゴンズイと交換されてしまうようなので練り餌でしばらく様子を見てみました。
今まで不調だったマイベストポイント、本日は珍しくお客さんが多いです。
ダンゴアタリも良く出てウグイや、
ボラなど。
久しぶりに良い引きを楽しませてもらいます。
ボラ、ウグイに混じって一時間に一枚くらいのペースで小チヌも掛かります。
小さすぎる気もしますが鯛の形をしていれば文句はありません。
夕方ちかくになって割と良い型のチヌが釣れました。
サイズは35cmです。
嬉しかったのでめんだこマークをいれて撮影です。
その直後に来た大ボラ。
何故かものすごいスタミナの持ち主でいつまでたっても寄せられず20分ほどやり取りしていた気がします。
いくら引きが強いボラとはいえ、ここまで時間がかかったのは初めてかも知れません。
健闘を称えて、これもめんだこマークで撮ってみました。
このボラを釣った時点でスカリの中には小チヌも含めると9枚のチヌが入っています。
時刻は16時50分。
あと一枚出てくれれば夢のツ抜けなのですが、時間的に厳しいかな?と思っていたら最後に来てくれました!
今年初のツ抜け、達成することが出来ました。
小型が半分以上を占めていますが自分の腕ではこれが精いっぱいです。
アタリエサは練り餌.
7枚までが針先に小さく付けた練り餌に食ってきました。
残念ながらオキアミ、バナメイはフグとゴンズイの猛攻には太刀打ちできませんでした。
最終釣果:チヌ10枚
そして本日の功労者はなんといってもこのクサフグでしょう。
一日スカリの中でよく頑張ってくれました。
頑張り過ぎてだいぶお疲れのようにも見受けられますが、海に放すと元気に泳いでいきました
7月25日(日)、再び用宗港へ
一日空けて7/25、再度同じポイントで早朝4時30分から竿を出しました。
この日のダンゴ配合は以下の通りです。
ダンゴの配合(カップ杯数)
・ヌカ:6
・砂:3
・細挽きサナギ:1.5
・オキアミ:1/16ブロック(1.5kg)
・牛乳:1000ml
鶏のエサが尽きてしまったためこの日は無しで。
それと刺し餌用のオキアミとコマセ用のアミエビを別々に用意するとけっこうなお値段になるので、それならば刺し餌も取れてコマセにも使えるオキアミブロックだけでいってみよう!と。
夏なので入れなくても良いかもですが入れないと魚が寄ってくるのか心配になってしまうので入れています。
持参した付けエサは以下の通りです。
いちおうオキアミもあるのですが前回もあまり使わなかったのでメインは練り餌でいきます!
このポイントは流れが複雑なのでハワセながら釣ることがほとんど。
前回の釣行ではダンゴアタリが出てきたら、それがウキに出ないくらいまでハワセていって釣れるパターンが多かったです。
午前5時、明るくなったので釣りを開始。
本日もハワセ・練り餌パターンでいってみます。
ダンゴアタリもまだ出ていないのでハワセは30cm程度にして数投後、ウキがゆっくりと沈みました。
あわせると良い引きです。
いつもならピンポン玉や茶色いオタマジャクシが釣れるところですが珍しく最初の魚がチヌ!
しかも30cmジャスト、用宗平均サイズの手のひらを越えました。
これは幸先がいいですね。
今日はおまじないのフグは要らないかも。
この勢いでもう一枚ひねり出したいところですが、前日と違ってこの日は練り餌も速攻で盗られてしまいアタリがなかなか出てくれません。
しばらくの間は我慢の釣りを強いられました。
アオサギの日光浴
ふと隣を見ると、アオサギが羽根を体の下のほうに広げています。
「どうしちゃったのかな、このアオサギは?」と思いましたが調べてみるとこれがアオサギの日光浴スタイルだそうです。
なかなかに奇抜なその姿は大阪万博の「太陽の塔」を彷彿とさせます。
さて面白いものも見れたし、釣りに集中しましょう。
練り餌で頑張っているとゴンズイが釣れました。
針を外していると背中に視線を感じます。
後ろを振り返ると、さきほどまで日光浴をしていたアオサギがすぐ真後ろで朝食の支度が整うのをじっと待っています。
ゴンズイをそっとサギの足元に置くとすぐに咥えて持っていきました。
そう、アオサギはゴンズイをよく食べるんです。
毎回思うのですがよく毒針に刺されないものです。
痛い思いをすれば次からは食べようとは思わないでしょうし、わりと平気なんでしょうね。
おまじないをスカリに入れてみる
午前8時過ぎ、最初のチヌが釣れてから3時間経ちました。
相変わらずエサ盗りの活性ばかりが高く、ダンゴアタリもあまりない状態です。
今日は要らないと思っていたおまじないですが執り行うべき時が来たようです。
都合のいいことにちょうどピンポン玉が手に入りました。
スカリに放り込んで30分後、早くも効果が現れました!
小粒ですが本命のチヌ。
ありがたいことです。
練り餌の持ちを少しでも良くするため、荒食いブラウンとエサ持ちイエローを混ぜて使うことにしました。
この荒食いブラウン、釣り好きご夫婦の旦那さんからいただきました。
ブラウン単体ですとあまり良い思いをしたことが無いですがイエローと半々で混ぜることで食いの向上を狙いました。
これが功を奏したか、午前9時過ぎに本日3枚目のチヌ。
こんなのも釣れました。
シマイサキでしょうか。
この魚って食べれるのかな?
ラッキーアイテムをゲットしました
シマイサキ以降、再びアタリが遠のいておりましたが昼過ぎになりおまじない強化のための特別アイテムが手に入りました。
黄金色?に輝く伝説のハコフグです。
これで午後の釣果は安泰間違いなしかと思われます。
エサ盗り対策として、岸壁にくっついていたジンガサも投入してみました。
貝殻つけたままで使っていましたが最初から半貝状態なのでフグに身をほじくり出されてしまいます。
どうせほじくり出されるならと剥き身にして使ったところ、35cmのチヌを釣ることが出来ました。
そして午後14時30分。
この日一番の大物が練り餌に食ってきました。
サイズは40cmちょうど。
今年初めての40cmオーバーを釣ることが出来ました。
夕方には茶色っぽい羽根のカモメの幼鳥も遊びに来てくれました。
オキアミを投げるとパクパクと拾って食べていました。
たぶんセグロカモメだと思いますが成鳥と違って顔つきが優しい感じですね。
しかし大人になると目つきが悪くなってしまうのは何故なんでしょう?
悲しい限りです。
ところで最近は港内にエイが多いようで、納竿間際にも一度、エイらしき魚が掛かりました。
スピードは無いですがトルクある引きでどんどんラインを出されてしまいます。
やっと寄せたと思っても海底にへばりつかれてしまうと手の打ちようがなく、最終的には根ズレによるハリス切れでバラしてしまいました。
後日、他の釣り仲間も似たような引きをする魚を掛けましたがやはりバラシ。
流石にダンゴ仕掛けでエイを釣り上げるのは無理がありますね。
この日は午後18時ごろに納竿。
数は前回よりも伸びなかったものの、型の良い魚が釣れて楽しい一日が過ごせました。
最終釣果:チヌ6枚、ハコフグ:1箱
あとがき
ずっと沈黙していたマイホーム(マイポイント)ですがやっとチヌが釣れるようになりました。
今年はダメかと思っていただけに嬉しい限りです。
今回二日間の釣行で感じたのは、その日の釣れるパターンを早く見つけることがとても重要だなということです。
フグやゴンズイ、ウグイなどエサ盗りが多いのでなかなかうまくは行きませんが、パターンさえ掴めれば連続ヒットもありえますので試行錯誤しながら色々試すのが大切ですね。
わたしにとってはこれからが一年のうちで一番楽しくなる季節。
次回もまた、用宗に釣りに行こう。
マイホーム♪ マイホーム♪ マ~イホ~ム♪(静岡の方しか知らないかもしれませんが有名なCMソングです)
それでは、また。
今日はお読みいただき本当にありがとうございました。
マイホーム♪マイホーム♪マーイホーム♪マイホーム♪マイホーム♪マーイホーム♪すーまーいのプランはマイホームセンターへ~♪ですねw静岡県民なので存じておりますwツ抜けおめでとうございます!
ブルーノアさんこんばんは。
コメントありがとうございます!
そうそう、その歌♪です!
たぶんですが静岡ローカルCMですよね、これ。
焼津や清水に比べると釣り場も限られるし魚のアベレージも若干小さい・そもそも魚が少ない!など見劣りする事ばかりのような気がする用宗ですが自分にとっては一番近い場所であまり混みあわないので一番好きな港(マイホーム)であります。
めんだこさん ごきげんよう。
薄口のダンゴ配合がチヌの好みに合ったようで、ツ抜けおめでとうございます。
梅雨が明けて猛暑の日が続きますが、そちらでは夏チヌの釣れ方で活気が有りますね。
神戸・須磨で紀州釣りのチヌはまだまだ低調で、暑さも有って足が向いていません。
そうこうしているうちに、真鯛に効果的な餌のシラサエビが安定入荷して量り売りが始まり、真鯛の釣果情報も増えてきており、今は真鯛釣りにのめり込みかけています。
真鯛狙いで釣行している神戸・垂水の平磯海づり公園の情報では、釣法が違いますが夢の80cm大型真鯛も上がっており、行けば同じサイズが釣れるかなと期待しています。
今年は今まで以上に少し釣りの幅を広げて、色々な釣法で多彩な魚種を狙おうと考えているところです。
評論家さんこんばんは。
ありがとうございます!
サイズが微妙な魚も混じりましたが一応10枚ということでツ抜け達成とさせていただきました。
今年は釣れ始めるのが遅かったのでどうなることかと思っていましたがようやく私の大好きな数釣りシーズンが始まったようです。
日中は暑さが厳しいですが無理せず休み休み釣りをして体調管理に気を付けています。
マダイ、夢があっていいですね!
わたしが知らないだけかもですがこちらでは岸からマダイが狙える場所はかなり限られており、また釣果もそれほど聞かないのであまり釣れてはいないようです。
今はエイが多いようなので止めていますが秋になったらまた泳がせでヒラメ等狙ってみたいと思っております。
おめでとうございます!
つ抜けに40オーバとトライの成果が出ましたね!!
私も、夏は薄味です。
餌取りがいないのはダメですが、いるならそれ以上は集魚力を上げないでおきます。
一時期、サナギも無しの鳥の餌のみでやったことがありましたが、ちゃんと集まりますね。
梅の父さんこんばんは。
ありがとうございます!
だんごの配合を変えたのが良かったのか定かではありませんがアタリも良く出て楽しい釣りができました。
しばらく釣果がパッとしなかったので集魚をどんどんあげていったらフグとゴンズイばかりになってしまったので物には限度があるようです、反省しなければ💦
水温の高い夏は魚の活性も高いので薄味で十分釣れるんですね。
鶏のエサの中にコーンを砕いた粒が入っていますがイエロー系の練り餌を針先に小さく付けても釣れるのはその粒と間違えてチヌが咥えてしまうからではないかと考えています。
めんだこ様、こんばんは。
ツ抜け、40センチオーバーと、素晴らしい釣果です。
ダンゴの配合、付けエサ、おまじないも含めて、工夫が実を結んでますね。
おめでとうございます。
チヌはこれからが数釣りのシーズンなのですね。
夏にたっぷり楽しみながら秋に突入し、泳がせでヒラメなんて最高の流れ。
うらやましいかぎりです。
私も何か楽しい釣りもの、見つけなければ。
アオサギが、ゴンズイを食べるなんて知りませんでした。
頭から飲み込んだりすれば、なんとかなるのでしょうか。
さすがに、フグやハオコゼまで、食べちゃったりはしないですよね?
きもぱんさんこんばんは。
ありがとうございます!
今までパッとしなかったマイポイントですがやっと釣果が出るようになってきました。
ツ抜けと40cmは予想以上の結果で外道も含めてダンゴ釣りの楽しさを満喫することが出来ました。
夏はサイズよりも数が出るのでわたしにとっては一年で一番好きな時期なのです。
エイが今年は多いようなので泳がせは当分先になりそうですが秋になったらまた挑戦したいと思っております。
用宗だけかもしれませんがゴンズイが釣れるとすぐにアオサギが寄って来るので毒自体は気にならないのかも知れません。
ただアジやイワシなど毒の無い魚よりも慎重に、時間をかけて食べているので刺されないように気を付けているようです。
そして仰る通り、かならず頭から飲み込んでいました。
ハオコゼやアイゴは流石に食べはしませんでしたが、フグを食べているのをみたことはあります。
死んだりしないか心配でしたが翌週も同じ個体と思しきアオサギが普通にエサをねだりに来たので食べたフグの毒がそれほど多くなかったのかも知れませんね。