こんばんは、めんだこです。
昨年、一本の磯竿を釣行の際に折ってしまいました。
折れたところが元竿部分だったこともあり、自力での修復が難しく一時は修理に出そうかと思ったのですがパーツ交換となるとお金が掛かりそうだったのでそのまま放置しておりました。
関連記事:2019年6月8・9日 紀州釣り釣行記 静岡県用宗港 竿が折れました・・・が。
その後、新しくチヌ竿も買って今は特に不自由はしていませんが、ふと忘れかけていたこの竿の事を思い出しました。
元の状態に直すのは無理でもせめて釣りに使えるように何とかならないか。
押し入れの奥でほこりをかぶっていた竿を引っ張り出して考えました。
そうだ! この際だから折れた部分は捨てて新しくグリップを付け直そう!
とはいってもこういったことに関してはド素人なので何を買えばいいのか分かりません。
ネットで調べたところ、グリップキットなるものが売っていたのでさっそく注文してみました。
で、届いたのがこちら。
プロックス・手作りグリップキットV3というものです。
ちょっと今風にセパレートグリップとかかっこいいかな~と思い買ってみたのですが・・・
ちょっと長過ぎ、大き過ぎ。
リールシートとエンドグリップを繋ぐブランク部は好きな長さにカットできるのですがそれにしても磯竿として使うにはちょっと・・・。
せっかく買ったのですが使えそうにありません。
こうなったらイチから部品を買いそろえて作るか。
幸いにもロッドメイキングに必要なパーツを取り扱っている釣具店が市内にあるのでそこで相談してみることにしました。
店員さんにいろいろ教えてもらい、購入したのがこちら。
左からリアグリップ、フロントグリップ、リールシート、飾り用の金具、コアテープです。
これらを使って折れた磯竿をセパレートグリップにしました。
竿の修復
まず折れた竿から元竿部と、若干傷が入っていた4番節の根元10cmほどを切断・除去しました。
短くなった4番節の長さを補うために先日購入した手作りグリップキットV3のブランクを切って使うことにします。
切断したブランクを2液エポキシ接着剤でリアグリップにくっつけました。
次にリールシートとリアグリップを接着しました。
リールシートは富士工業のIPSなんとか・・・(型番失念しました)というやつで、それに対応したリアグリップがぴったりと収まる構造になっています
接着剤を万遍なく塗って、
合体!
はみ出した接着剤は消毒用アルコールで濡らしたティッシュでふき取りました。
接着し終わったリア・フロントグリップを仮組みしてみました。
上が修理中の竿、下は現在使用中のインターライン竿。
グリップ間の長さを参考にするため並べてみました。
うん、なかなか良いんじゃないでしょうか。
ではこのバランスで組むとしましょう。
グリップ内径よりも折れた竿のブランク径が少し小さいのでこのままではユルユルで嵌めることはできません。
そこでコアテープを等間隔に巻きつけてちょうどぴったり収まるくらいの太さにブランクを調整。
調整したブランクに接着剤をたっぷり塗り込み、各グリップをはめ込んで完成です!
取り付け位置を間違えてしまい若干リールシートとリアグリップの間が長くなってしまいましたがこれで良しとしましょう。
元の長さからどのくらい短くなったのか計ったところ、4.7m→3.6mと1mちょっと短くなっていました。
10月3日、実釣
竿の修復が終わった翌日、さっそく使い勝手を試すために用宗港に向かいました。
ちょっと短いけれどその分軽くて取り回しは非常に良好です。
あとは魚が掛かった時にどうなるかですが・・・。
この日は朝10時スタートで釣りを始めたのですが一向にアタリが無く、ポイントも変えたりといろいろ試しましたが完全ボーズ。
ボラも掛けられなかったので竿のテストは次の日に持ち越しとなりました。
翌10月4日、再度テスト釣行
テストとはいえ昨日ノーフィッシュでしたのでせめて本命のチヌを一枚、無理ならボラでもいいので釣りの神様、どうかお願いします・・・。
朝5時前には港に到着、日の出とともに釣り開始です!
雰囲気は非常に良い感じです。
で、小一時間ほどダンゴを投げていたところ、ウキに変化が。
ゆっくりと沈んで行ったのでアワセを入れると恐らくボラでしょう、グイグイ引き込まれます。
竿のテスト相手としてこれ以上の魚はいないでしょう。
心配していた竿の強度については問題なさそうです。
ただ自分の釣り座の右手には堤防が伸びているためそちらに魚が向かうと糸をこすられてばらす危険性があります。
竿が短い分、タメが効かないので魚を止めるのがちょっと大変かも。
途中で針が外れて結局ボラはばらしましたが、修復した竿は周りに障害物などが無ければ十分使えそうです。
とは言えちょっとこのポイントで短い竿ではきつそうなのでいつものチヌ竿に替えて釣りを続行します。
エサは毎投盗られるのですが昨日同様、アタリが全く出ません。
朝掛かったボラも通りすがりだったのかな?
周りを見ると、チヌを釣り上げている方はちらほらいるのですが連発とまではいかないようです。
このところ水温が2度ほど下がったのでその影響かも知れませんね。
昼近く、久しぶりにウキが沈んだと喜んでみればこれですよ。
ちびフグの一荷です。
一匹は針が口の下を貫通、もう一匹は貫通した針が尾びれ近くに刺さった状態です。
ダンゴの周りにはどれだけフグが湧いてるんでしょう?
午後15時過ぎ、状況が全く変わらないので我慢の限界です。
ダンゴをやめて、ヒラメ狙いの泳がせ釣りに変更することにしました。
幸いにもエサの小魚としてサッパがサビキで釣れ盛っています。
こんなこともあろうかと前日、ひそかにママカリ仕掛けを買ってきておいて良かった。
チヌ竿にサビキ仕掛けをセットして海中で上下すると面白いようにサッパが食いついてきました。
食べるためではないので3匹ほどバケツにキープして泳がせ仕掛けの支度にとりかかります。
チョイ投げ竿に軽めのオモリを付け、針は2本針で。
サッパの口と尾びれ近くに針を付けて堤防から5mくらいのところに放り込みます。
以前水中カメラを入れた時もわりと岸近くでヒラメが映っていることが多かったので無理に遠投しなくても釣れるのではないでしょうか。
投入から5分後、海中のサッパが何やら暴れているようです。
そのまま竿先を見ているとゴン、ゴンっと2回、激しいアタリが来ました。
まさかもうヒラメが来たのか・・・すこし糸を送って様子を見ますがアタリはありません。
エサを離しちゃったかな・・・仕掛けを回収すると何か葉っぱのようなゴミが針にくっついています。
何だこりゃ?
葉っぱではなく一応・・・ヒラメでした。
けっこう激しいアタリでしたがこんな小さなヒラメが?
エサとして使ったサッパと比べてもこの通り。
あまりの小ささに拍子抜けしましたが魚はいるようなのでもう少しやってみましょう。
その後、日が落ちてからもしばらく続けました。
なにかアタリらしきものはあるのですが半分食いちぎられていたり、またはそっくり無くなっていたり。
ヒラメではないような気がするので大きなフグか、もしくはイカ、はたまたアナゴやウミヘビ?
手のひらヒラメ以外に釣果はありませんでしたが久しぶりの泳がせ釣り、なかなか楽しかったです。
あとがき
今回初めて竿の修復をやりましたが難しいながらも自分の思い通りに作るのは面白いものですね。
これを機にひとつ、自分だけのオリジナルロッドを作るとか・・・いかんいかん、ハマってしまうともう戻れなくなってしまう気がします。
ウキの自作と違いお金もけっこう掛かるし、修理する程度でやめておくのが無難でしょう。
釣りのほうは散々でしたが水温が安定してくればまたチヌも釣れてくれるかもしれません。
今週末は台風の影響で海も荒れてそうなのでダンゴではなくまた泳がせ釣りでものんびりやってみようかな。
それでは、また。
今日はお読みいただき本当にありがとうございました。
めんだこさん ごきげんよう。
折れた釣り竿をチョイ投げ用の良い感じの竿に改造出来ましたね。
ハゼやキスを釣る時に活用が可能と思います。
夕暮時ののませ釣りは、思わぬ大型の魚が掛かってくることが有り、
尻手ロープを付けていないと、一気に竿ごと持っていかれることが
有りますので要注意ですよ。
須磨漁港近くでは、夜のタチウオ釣りをする人が増えてきていますが
小アジを餌に足元の泳がせ釣りで、ヒラメが釣れた情報が有った翌日、
知り合いの竿があっという間に勢いよく海中に引き込まれるのを目撃、
その翌日にも同じような竿が引き込まれたと情報が有りました。
暗くなると岸近くに大型魚が餌を探して廻ってくることが有るようです。
評論家さんこんばんは。
竿の修理は穂先の破損程度しかやったことが無いので今回のグリップ制作は
分からないことだらけで苦労しました。
多少の不満点はあるもののかなり軽量となり紀州釣り以外でも活躍できそうな万能竿に生まれ変わりました。
泳がせ釣りは久しぶりにやりましたがアタリがあってからのドキドキ感は紀州釣りのダンゴアタリ時のワクワクと
近いものがあり面白かったです。
小魚をエサにすることから何が食いついてくるか分からないのでドラグはユルユルにしてありますが尻手ロープも
漬けておいたほうが良さそうですね。
水中カメラを沈めると岸近くでヒラメが映っていることがけっこうあります。
近隣の焼津港では最近、泳がせで60cm越えのコショウダイがあがったという話も聞きました。
エサとなる小魚を釣るのが面倒ですがまたやってみたいと思います。
こんばんはめんだこさん、修理と釣行お疲れ様でした。
フグが、二匹もかかるとやる気なくしますよね。ひっかかり方がちょっと面白いです。
でも泳がせのヒラメお見事です!小さくてもそうやって食べてくるんですね。
私はこの前マハゼの小さいのが針掛してるのを少し放置してたら、もっと大きいウロハゼが食いついて持っていかれました。魚の世界は恐ろしい・・・。
泳がせは夢があるので私も好きです、また大物狙ってください!
竿の修理がそんなふうにできてしまうんですね。
ただごめんなさい、修理を初めて見たのでわからなかったんですが、
折れた竿
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に修理具をくっつけて、
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↓ ↓
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完成後
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という認識でいいのでしょうか??
理解力なくてすいません汗
そらさんこんばんは。
ふぐは本当に迷惑な魚です、なんにでも食ってくるし・・・。
ちびフグを一本の針で同時に2匹釣ったのは初めてでした。
実をいうと少し嬉しかったのは内緒です(笑)
マハゼをウロハゼが食っていくというのもすごいですね。
たしかにデカいハゼですが口に入る大きさなら大丈夫なんでしょうか?
わたしの釣った葉っぱヒラメ、どう考えても食いきれるサイズのサッパではないと思うんですがそれでも果敢に食いに来るというのは驚きました。
たしかに泳がせは釣れれば大物の確率が高いので良いですね。
また機会を見てわたしもやってみます。
竿の修理はわたしも初めてで上手く説明できずすみませんでした💦
折れた竿
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折れた箇所がちょうどリールを取り付ける部分から20cmくらい上という、なんとも中途半端なところだったので、
この部分 ↓ は捨てました。
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その先の部分に新しくリールシートなどを取り付けて、
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↓ ↓
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完成!
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こんな感じです。なので結果として1mくらい短くなってしまいました。
その分軽くて良いのですがボラなど掛かった時に少し心配です。
お疲れ様でした!
本命釣れずは、残念でしたね。。
ヒラメ、なんか可愛いですね〜
そういえば、私はヒラメを釣ったことがないです。お目にかかりたいものです。
しかし、フグの2連は、、海の中を想像してゾッとしてしまいますね〜
セパレートグリップカッコいいです!
梅の父さんこんばんは。
最近ホームが不調でして釣れているのはサッパと夜のタチウオくらいです。
なのでダンゴ以外にもレパートリーを増やそうと泳がせをやってみたのですが葉っぱヒラメは予想外でした。
おちびで可愛いですがやっぱり座布団クラスを釣ってみたいです。
実をいうとわたしもヒラメは数えるほどしか釣ったことがありません。
特に紀州釣りでは一度だけです。
周りではけっこう釣っている方が多いのですが・・・自分には縁のない魚なんでしょうか。
ちびフグ、これが仕掛けを回収するときにけっこう引っかかってくるんですよ。
相当な数がダンゴの周りに群れているんでしょうがどうしようもないのでひたすら状況が変わるのを期待しながら釣りしています(泣)
>セパレートグリップカッコいいです!
ありがとうございます!
釣り竿の改造は初めての試みでした割と上手く出来たような気がして自分も気に入っています。
だいぶ短くなりましたが近距離戦のダンゴでこれからも使っていこうと思います。
なるほど、そういう修理だったんですね(汗)
確かにそれだと竿が短くなりそうです、絵にして下さったのでよくわかりました。
ブログの説明でわかってくれって感じですね、すいません😅
でもせっかく修理したのでこれからまた長く使えるといいですね(^^)
本当に説明が下手でして・・・すみません💦
よくよく考えると絵で描いたほうが分かりやすかったですね
この竿、もともと5本継ぎの降り出し竿だったのですがリールシートのある元竿部は完全に折れていたので再利用できませんでした。
さらにその次の4番節、これも根元近くに傷があったので10cmほどカットしました。
そんなことしていたら1mも短くなってしまいました。
壊れて放置していた竿ですが今回の修理でよみがえったのでこれからも活躍してくれることを願っています。