こんばんは、めんだこです。
梅雨の合間、久しぶりに散策に出かけてきました。
いつもなら自宅近くの場所を散策するのですが、今回はほんの少し足を延ばして市内山間部、水見色の高山・市民の森へ行ってきました。
ここはいつもお世話になっているきもぱんさんのブログ「今日も小物釣り」の記事で紹介されており初めて知りました。
とても自然豊かな場所ということで非常に興味をそそられ、カメラを持って出発。
自宅からは車で4~50分ほどの距離でした。
午前9時過ぎ、高山・市民の森に到着
初めての訪問なので道も分かりません。
とりあえずカーナビが指定した経路に沿って行きました。
途中、山道を登っていくのですが道幅が狭いうえにところどころ落石のようなものが落ちておりちょっと不安でしたが無事に到着できました。
時刻は午前9時30分。
割と早い時間だからなのか、駐車場はガラガラ。
本日はちょっと趣向を変えまして、この高山・市民の森を散策中に何種類の生き物をカメラに収めることが出来るかやってみたいと思います。
まずは展示施設、「森の恵」に行ってみました。
森の恵みまでもうちょっと、というところでふと脇を見ると、何とニホンカモシカがいました!
こちらに背を向けてなにやらお食事中のご様子。
きもぱんさんのブログを読んでカモシカがいるとは知っていましたが本当に出会えるとは・・・。
お、こちらに気づいたようで顔を向けてくれました。
わたしとの距離は15mほど。
野生のニホンカモシカを間近で見るのはこれが初めてです。
食事の邪魔をしてしまいましたね。
早々に退散することにします。
森の恵館内にはモリアオガエルの産卵風景が展示してありました。
写真では見たことがありますがモリアオガエルも実物はまだお目にかかったことはありません。
時期的に産卵も終わっているようですが昼間の森の中、まだいるのでしょうか。
館内を一通り見て回った後、外に出てみるとトンボの飼育場と書かれた水槽横の木にモリアオガエルの卵を発見。
すこし黄色みがかった綿あめのような感じでした。
思ってたよりもずいぶん大きい・・・この泡の中に卵が入っているなんて不思議ですね。
あと森の恵で絶対に見ておきたかったのが下の画像の生き物。
なんだか分かりますでしょうか?
そう、コウモリです!
暖かい季節の夕暮れ時、パタパタ飛んでいるのは見かけますがこうして昼間、天井からぶら下がって休んでいるのは滅多に見れるものではありません。
このコウモリもきもぱんさんのブログで紹介されていたのですが、実際に生で見れて感動しました!
記念撮影ですがせっかく休んでいるところを驚かせてはいけないのでカメラのフラッシュは使えません。
暗がりで明かりも乏しく、綺麗に撮れませんでしたがこのコウモリを見れただけでも散策に来た甲斐がありました。
高山の池
次は駐車場奥の道を下って高山の池に行ってみました。
こじんまりとした小さな池で水深は30cmあるかないか。
ここにはどんな生き物がいるでしょうか。
まず目に入ってきたのがオタマジャクシ。
かなりの数のオタマが岸際で群れてました。
大きくなったら何のカエルになるのかな?
オレンジ色したサワガニも1匹だけ発見。
アカハライモリも。
体色が池の底土と同じで見つけるのに苦労しました。
ところで、この池に来てからカエルの合唱がすごいのです。
あちらこちらからゲロゲロ、グワッグワッと鳴き声が。
しかしオタマはたくさんいるのに鳴いているカエルがどこにいるのか全然分からない・・・と思っていたら葉っぱの上にカエルのつがいがいました。
いろんなカエルを識別できるほど豊富な知識は持ち合わせていないので、何という名前のカエルか分かりません。
茶色だからモリアオガエルでは無さそうですが、はて?。
さらに目を凝らして探しているともう1匹、カエルを発見。
こちらは緑色をしていてアマガエルより大きかったので、ひょっとしてモリアオガエルか?
山頂を目指して
高山の池を後にして、山頂にある展望台へ山登りを開始です。
これがけっこう急な山道で普段運動など全くしていないわたしにとってかなりハードでした。
なんというか・・・Tシャツ・短パンに1500円で買ったワークマンのスニーカーという、山をナメまくった格好がまず間違っているような気がしてきました。
他の方達は素人のわたしが見ても分かる、しっかりとしたトレッキング装備や服装をしてましたのでせめて靴だけでも、もう少しマシなものを履いてくればよかったです。
山道をヒイヒイ言いながら登っていくと、ところどころ木の根元に森の妖精さんが置かれていました。
20分ほど登ると整備された歩道に出ました。
あとから知ったのですが山頂に行くには急な山道以外に、もっと歩きやすいルートがありました。
それを先に知っていれば・・・。
道の先に広場と展望台が見えてきました。
ここまで来るのにもう汗だらだらです。
展望台より市街地を望む。
素晴らしい景色です!
ここまで来てよかったー。
清水・袖師方面をズームして撮ってみました。
白いUFOみたいなものは恐らく石油備蓄タンクです。
こちらは東静岡駅方面。
わたしの釣りのホームグラウンド、用宗港も見えました!
良い景色も見れたことだし、そろそろ山を下りましょうか。
山頂からの帰り道、木のてっぺんに小鳥がいるのが見えました。
かなり離れているので何の鳥なのか、肉眼では全然分かりません。
カメラのズームを最大にして撮ったのが下の画像なのですが、家で確認したらおんなじ鳥を撮ったつもりが一枚一枚別の鳥が写っていました。
これは何でしょう?
ヒヨドリ? なんか違うような・・・。
こちらはシジュウカラかな。
調べたらゴジュウカラという鳥もいるそうで。
サンジュウカラ、ロクジュウカラという鳥はいないみたいですね。
最後に映っていたのはたぶん、モズでしょう。
結局、散策中に撮影できた鳥はこの3羽だけでした。
ウグイスや他の鳥の鳴き声もあちらこちらで聞こえるのですが森の中で小鳥を見つけるのは本当に至難の業ですね。
声はすれども・・・というやつです。
道の脇の草むらから出てきたのはニホントカゲ。
ブルーのしっぽが綺麗です。
枯れ葉に紛れていたカエル。
斜面をゆっくりと登っている最中でした。
大きさは7~8cmくらいか。
これまた何というカエルかは分かりません。
羽に目玉模様が特徴的なジャノメチョウ。
かなり近づいて撮りましたが逃げずにじっとしていてくれました。
感謝。
散策の最後に出会ったモンシロチョウ。
このチョウもサービス精神旺盛で写真撮り放題でした。
散策の終わりに
高山・市民の森を後にして家に帰るつもりが、気づいたら用宗方面に車を走らせていました。
港に着くと釣り仲間のST さんがちょうど帰り支度をしていまして、余った餌等を頂くことが出来ました。
竿もダンゴ材も車に積みっぱなしだし、少しやっていきますか。
STさんの釣っていた釣り座に入れ替わりでわたしが入り、ダンゴを数投。
どうも中層にウグイが群れているようでダンゴが海底まで落ちずに割られてしまいます。
ウグイの層を突破するためにガッチガチに握り固めて海底にダンゴを送り届けました。
海底まではウグイも追って来ず、他にダンゴにアタックしてくる魚もいないのでいつまでたっても割れないダンゴの出来上がりですが夕方になって一度だけゴツゴツっとダンゴアタリが。
チヌでした。
それも手のひら以下のサイズ。
「今日は絶対釣ってやるぞ!」と前日からバッチリ準備をして臨むよりも、「ちょっと時間があるから適当に遊んでいくか」くらいの調子で釣りしたほうが釣れる・・・ような気がする今日この頃です。
散策の締めが紀州釣りになってしまいましたが最後は小さいながらも本命が釣れて楽しい一日でした。
あとがき
はじめて訪れた高山・市民の森でしたが想像以上に自然豊かで素晴らしい場所でした。
自宅からちょっと離れたところで野生のカモシカに会えたり、コウモリや小動物を間近で観察できるところがあるなんて思いもよりませんでした。
この場所を知るキッカケを作ってくださったきもぱんさん、ありがとうございます。
次に行くときは、しっかりした服装で滑らない靴を履いて出かけようと思います。
あ、それと今回の散策で見ることが出来た生き物の種類ですが、
・ニホンカモシカ
・モリアオガエルの卵塊
・コウモリ
・オタマジャクシ
・サワガニ
・アカハライモリ
・カエル 3種
・小鳥 3種
・チョウ 2種
でした。
名前の分からなかったカエルや鳥について、お分かりになる方がいらっしゃいましたらコメント欄で教えて頂けると嬉しいです。
それでは、また。
今日はお読みいただき本当にありがとうございました。
めんだこ様、こんばんは。
高山・市民の森、訪問されたのですね!
興味を持っていただき、また私のブログまでご紹介いただきまして、ありがとうございます。
コウモリ面白いですよね。西湖コウモリ穴でも観察できないコウモリを、静岡市内で観察できるとは思いませんでした。フラッシュ撮影を控える配慮、私も見習わなければいけません。反省です。
山を登っていたカエルは、アズマヒキガエルで大丈夫だと思います。
褐色のカエルは、私も現場で見ましたが、種類は謎です。
目の特徴や肌の質感からすると、褐色のカエルも緑のものも、どちらもモリアオガエルのように思いますが、自信がありません。
「静岡市いきもの散策マップ」の(9)高山・市民の森コース
https://www.city.shizuoka.lg.jp/000_002807.html
を見ると、かなり褐色よりのモリアオガエルが紹介されてますが、
もう少し頑張ると、全身褐色になるのでしょうか・・・苦しいですね。
1羽目の鳥に関しては、ヒワの類のように思いますが、マヒワは季節的に少しズレているようですし、カワラヒワは嘴の色が違うような・・・。幼鳥かも?鳥も難しいです。
シジュウカラの写真、カッコよく撮れてますね。
アクセスは、ナビ通りだと結構大変ですよね。私も不安になりました。
水見色きらく市の方から登っていくと、大分楽だと思います。
紀州釣りでもきっちり結果を残して充実の1日ですね。
お疲れ様でした。
きもぱんさんこんばんは。
コメントをいただきありがとうございます。
高山・市民の森、きもぱんさんのブログで紹介されていた通りのとても素晴らしい場所で
した。
野性のニホンカモシカや昼間のコウモリ、モリアオガエルの卵塊など初めて見るものばかりで気づいたら3時間以上も森の中をうろうろしていました。
山の斜面にいたカエルはアズマヒキガエルというんですね。
これも初めて見ました。
カエルというとアマガエル、ウシガエル、トノサマガエルくらいしか知らないので教えて頂いて助かりました。
池にいた茶色のつがいですが、体の斑点だけみるとモリアオガエルなのかなと思いましたが色も違うし、調べても分かりませんでした。
静岡生き物散策マップのモリアオガエル、たしかに褐色ですね。
今まで気にもしていなかったのですがこのカエルの件で調べていたら、カエルも環境に合わせて体色変化をするというのを初めて知りました。
またヒワという鳥についても初めて聞く名前で調べてみると確かに似ている気がします。
こうしてみると今回の散策、初めて知る事ばかりですね💦
アナグマに会えなかったのは残念でしたがまた再訪したいと思います。