こんばんは、めんだこです。
今年の用宗は小魚の回遊が少ないようで、周りのサビキ釣りの方達を見てもあまり釣れている様子がありません。
去年はこの時期、サッパの群れが常に回遊してまして、コマセ無しでもサビキ仕掛けを海に垂らしているだけで勝手に掛かってしまうほどでした。
小魚が少ないということはそれを追ってくる大型魚も少ないということで今年は昨年度のようなイナダのナブラ祭りが起きる気配は今のところ皆無です。
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幸いにもチヌだけは何とか顔を見ることができていますので、今回もいつも通り、ホームの用宗港で紀州釣りをしてきました。
9日 午前5時30分 用宗港着
この日は土曜日。
シラス漁が盛んな用宗では、漁のある日はひっきりなしに漁船が港内を走り回ります。
ウキでアタリを取る紀州釣りにとって船の引き波は大敵でしてあまり酷いと釣りにならなくなります。
月~土曜は漁をしていることが多いので日曜以外、あまり釣りはしないのですが先週10/2の釣果が散々な結果だったため我慢できなくなり早朝から港に向かいました。
フィールド状況
天候:晴れ
気温:最高29.1℃ 最低19.3℃
潮汐:中潮 満潮7:42 干潮13:39
使用した付けエサ
・オキアミ
・ボイル甘エビ
甘エビは前日にスーパーにて購入。
パックに山盛り入って280円でした。
本当は生が良かったのですがそちらは寿司ネタ用でお値段も高かったので手が出ませんでした。
ダンゴの配合(カップ杯数)
・ヌカ:6
・砂:2.5
・鶏のエサ:1
・オキアミ:1.5㎏
・細挽きサナギ粉:1.5
で、この日の釣果はというと釣り開始後すぐに釣れてくれた、手のひらサイズのヘダイ。
早朝だから・・・という訳ではなくいつも眠そうな顔をしています。
ヘダイの後、これまたすぐに釣れてくれた小チヌ。
めぼしい釣果はこの2匹だけ。
午前8時を過ぎたあたりから夕方の納竿まで、ただひたすらにゴンズイ祭りでした。
終わりの見えない祭りの中、なんとかこの状況を前向きに楽しむことはできないものかと思い立ち、何匹連続で釣れるかやってみましたが余計に虚しさが増すばかりでした。(ちなみに最高6匹連続で釣ることが出来ました)
この魚、海の中ではお互い寄り集まってゴンズイ玉を作る習性がありますがバケツの中でも集まりたがるんですね。
翌10日午前6時40分、釣り開始
翌10日も早朝から用宗に出勤です。
前日の釣行でお気に入りポイントがゴンズイに汚染されていることが判明したので、この日は少しポイントを変えました。
それとダンゴの配合を少し変えて、集魚剤を混ぜてみることにしました。
マルキュー・スーパー1スペシャル、初めて買う集魚剤です。
一袋500円しなかったと思います。
前々から気にはなっていたのですが今回、昨日の配合にこれをカップ一杯追加しました。
対象魚にホッケとありますがさすがに用宗では無理かな?
この集魚剤、匂いはけっこうキツイですね。
釣り開始一投目、さっそくネバネバしたお魚が釣れました。
これはいつものおまじないには使えないので即リリース。
午前7時過ぎ、寝ウキがひったくられるように海中に消えてヘダイが釣れました。
直前に釣れたクサフグと一緒にスカリの中へ。
さあ、ここから調子を上げてチヌを釣り上げたいところですが次に来たのはゴンズイ。
ダンゴ割れの後、ウキが浮いたり沈んだり怪しい動きをしていたので嫌な予感がしましたが本日も登場。
一度釣れるとしばらくの間ゴンズイアタリが続きます。
きっと海中ではダンゴを取り囲むようにしてゴンズイ玉が作られているのではないでしょうか。
迷惑な話ですが耐えるしかありません。
状況が変わってきたのは午前11時ごろ。
ガツガツっと勢いのあるダンゴアタリが出始めました。
これはゴンズイごときに出せるようなアタリではありませんよ。
やっぱりチヌでした!
手のひらちょいサイズですが良い引きをしてくれました。
ゴンズイも追い払ってくれたようでその後も勢いあるダンゴアタリが続きました。
午前11時20分。
再びチヌ。
さきほどと同サイズ。
悲しいことに、この2枚でポイント周辺のチヌは打ち止めになったようで、再びゴンズイが釣れ出しました。
午前12時。
わたしの周りをずっとひらひら飛んでいるチョウがいます。
このチョウ、イチモンジセセリという名前で、普通のちょうちょのように羽根は大きくないしずんぐりした体つきで羽の色も地味ですが、目が大きく可愛いので大好きなチョウです。
子供の頃は名前も知らなかったので銀チョウとか呼んでました。
なぜか膝に止まったままじっとしているので写真を撮らせてもらいました。
午後は手のひらヘダイがポツポツ釣れ始め、合間にゴンズイタイムが挟まる感じで夕方までアタリがありました。
最終的に小チヌをもう一枚追加して計3枚で納竿。
サイズは伸びませんでしたがアタリも多く楽しい一日でした。
あとがき
ゴンズイというと夜の魚というイメージですが最近は昼間も活動中なんでしょうか?
海が濁っているわけでもなく天気も快晴なのに一日中、ポイント周りに居座られるとたまったものではありません。
ただ不思議なのは、5m程となりで竿を出している釣り仲間にはゴンズイは来ないのにわたしにだけ釣れ続くといったことが良くあります。
もちろんその逆もしかりでお隣はゴンズイ、わたしはボラとか。
たいして離れてないのに寄っている魚種が偏るのはどういう理由なのか、全く分かりません。
誰か分かる方、いらっしゃいますか。
知っていましたらぜひ、コメント頂けると嬉しいです。
それでは、また。
今日はお読みいただき本当にありがとうございました。
またまた、賑やかな釣果でしたね!
お疲れ様でした。
バケツの中のゴンズイ玉には参りました。
初めて見ました!
食べれば美味いらしいですが、刺されてはかなわんので、いつもリリースです。
5mで変わる魚種、、、なんででしょうね?
底を切っているとか、這わせているとか、芯残りしているかどうか、などでは釣れる魚種が偏るかもですね。
梅の父さんこんばんは。
ゴンズイが多くて苦戦しましたが小チヌやヘダイも遊んでくれたので楽しく釣りが出来ました。
初日、あまりにゴンズイばかりだったのでバケツにポイポイ入れて置いたら寄り集まっているではないですか。
群れたがる習性があるのでしょうけど、あれだけ密になっていてよく仲間同士で毒針が刺さったりしないのかい
つも不思議に思います。
ゴンズイ、美味しいらしいですね。
いつか一度くらい食べてみたいものですが、わたしも毒針が怖くて手が出せません。
>底を切っているとか、這わせているとか、芯残りしているかどうか、などでは釣れる魚種が偏るかもですね。
なるほど、そういう考え方もありますね!
同じようにダンゴを投げていても人それぞれ狙っているタナやダンゴの硬さ・配合なんかも違うはずですし。
そのあたりが魚種の偏りにつながるのかも知れませんね。
めんだこ様、こんばんは。
フラシにいっぱいのチヌにヘダイ。立派な釣果ですね!
状況に応じた釣り場選びが、しっかり結果に結びつくあたり、さすがです。
新たに導入した集魚剤もちゃんと働いているようですね。
生ウニコーボの効果でしょうか。
イチモンジセセリは、我が家もみんな大好きです。
幼稚園児にも手づかみで捕まえられるので、私も子供の頃、ずいぶんとお世話になりました。
大人になった今、家の周りに花を並べて恩返しをしています。
今回、庭にフジバカマを置いた際にも、真っ先に来てくれたのは、このイチモンジセセリでした。
魚種の偏り、不思議で難しいですよね。
シンプルな投げ釣りや小物釣りでさえも、付けエサを変えるだけで反応が変わるのですから、
さらに複雑で奥が深い紀州釣りでは、影響する要素が多すぎて、私には難しそうです。
少しでも答えに近づくためには、めんだこ様のように、
ホームグランドに通い詰めて、色々試しながら反応を比べるしか無さそう。
ボラとゴンズイだけでも、一生モノの研究テーマになりそうですね。
きもぱんさんこんばんは。
ありがとうございます! 一応釣れたには釣れたのですが思い返すと釣り仲間に
譲ってもらったポイントでの釣果が大きいです。
マイポイントに固執していたらゴンズイのみだったかもしれません。
ウニの絵が特徴的なスーパー1は初めて使いましたが値段も安いわりに量も多く、
なにより匂いがけっこうきついのでいかにも釣れそうな感じがして気に入りました。
実際釣果も出たのでしばらく使い続けてみようかと思います。
イチモンジセセリ、可愛いですよね~!
動きは速いですがわたしも子供の頃はタモ網無しで捕まえてました。
フジバカマに一番乗りはアサギマダラでは無くてイチモンジセセリでしたか。
花を置いて恩返し、素敵です。
魚種の偏りはいつも不思議に思うのです。
ボラやゴンズイならまだいいのですが、これがチヌだったら「なんで隣は釣れて自分のポイント
には来ないんだ!」ということになってしまいますし。
並んで釣りをしていても誰か一人だけが爆釣・・・というのも魚種の偏りが関係してそうです。
その答えが分かればもっとチヌを釣ることが出来そうですが、一生掛かっても謎は解けそうにありません(泣)